Birth of Comedy

スタンダップ・コメディの創世記。
テレビや映画以前のヴォードヴィルやチットリン・サーカスで
活躍していた伝説的なコメディアンを紹介。

*映画じゃなくって、舞台で活躍中(していた)のコメディアンの紹介です。

(活動時代順)
Jackie "Moms" Mabley (ジャッキー・マムス・マーブリー)
1894年生まれ-1975年没
Filmography >> "Emperor Jones", "Amazing Grace" ...

有名なハーレムのアポロシアターが誇る最初のコメディエンヌスター。 映画には、殆ど出演していないが、主に舞台の上でスタンダップを披露していた。 14歳の頃に家出をして、小さな劇団に入り、そこでコメディエンヌとしての才能を発見されたという。 60年代には「最高の女性コメディアン」と言われていた。1962年には、カーネギーホールでもスタンダップを披露。 それまでは、あまり白人の観客には知られていなかったという。1975に他界している。
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Dusty Fletcher (ダスティ・フレッチャー)
1897年生まれ-1954(没年は不明だがIMDBは1954年)
Filmography >> "Open the Door Richard", "Boarding House Blues"...

コメディアンとしてよりも「Open the door, Richard」という曲の方が有名。彼がアポロシアターでのネタが有名になった物。 レッド・フォックス等と同じ時期だが、この当時のコメディアンは、ブルース・コメディソングを録音する事が多く、 その中でも成功した一人。「Open the door, Richard」は、ブルースからロックへと時代と共に変化していった。
映画にも、マムス・マーブリーと「Boarding House Blues」に出演したり、「Killer Diller」ではナット・キング・コールと共演している。
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Pigmeat Markham (ピグミート・マークハム)
1904年生まれ-1981没
Filmography >> "House-Rent Party", "Am I Guilty?" ...

1917年にショービジネス入り。バーレスクやヴォードヴィル等で活躍した。40年代に入り映画で活躍。 50年代には「エド・サリバン・ショー」等にも参加した。 「Here Come de Judge」のネタが1番有名。下火になっていた所で、サミー・デイビス・ジュニアが 再びこのネタを使い始めて、人気が再熱して当時人気のTV「Rowan And Martin's Laugh-In」に出演した。
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Allen Drew (アレン・ドリュー)
??生まれ
Filmography >>

レッド・フォックスやマムス・マーブリーと共にヴォードヴィル等の舞台で活躍していた。 同じ舞台に立った事があるコメディアンは、口をそろえて「アレン・ドリューが最高のスタンダップコメディアン」と 言っていた程、同じコメディアンから尊敬されていた存在だった。レッド・フォックスやリチャード・プライヤーのような スタイルのスタンダップコメディで、主にアンダーグラウンドな黒人クラブで20年代から50年代にで活躍。 黒人のミルトン・バールと呼ばれていて、ミルトン・バール本人も彼のスタンダップを見にクラブにわざわざ足を運んだらしい。 メインストリームで売れる事は決してなく、後にシカゴに戻って警察官になった。富を得る事はなかったらしい。
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Timmie Rogers (ティミー・ロジャース)
1915年生まれ-
Filmography >> "Sanford and Son (TV)", "The Five Heartbeats"...

ティーンエイジャーの頃からヴォードヴィルの舞台に立ち、1936年には映画「Blackbirds」にティム・ムーア等と出演。 1940年代半ばから、今までのブラックコメディの主流だったクラウン的な装いを止めて、黒人コメディアンとして、 初めてタキシードでステージに立つようになり、それまでのステレオタイプ的なブラックコメディの流れを一気に変えた。 ネタも、ダンスや歌等を取り入れた洗練された舞台で人気だった。また、多くの曲の作曲家としても知られている。
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Stump and Stumpy (スタンプ・アンド・スタンピー)
ジェームス・クロス(スタンプ)1919年生まれ-1981年没、エディ・ハートマン(スタンピー)ハロルド・クローマー(スタンピー)
Filmography >> "Stump and Stumpy", "Boarding House Blues"...

コメディにダンス、歌を披露していたコンビ。最初はジェームス・クロスがスタンプとしてエディ・ハートマンがスタンピーとしてコンビを組み、 後にスタンピーがハロルド・クローマーと交代した。数々のショーに多くのスター(デューク・エリントンやビリー・ホリディ、フランク・シナトラ等)と 大舞台で共演している。
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Slappy White (スラッピー・ホワイト)
1921年生まれ-1995年没
Filmography >> "Amazing Grace", "Sanford and Son (TV)"...

14歳の頃からサーカスに所属していた。50年代に入ると、同年代のコメディアンのレッド・フォックスに出会い、2人はコンビを組んで チットリンサーカスを廻っていた。映画にはあまり出演していないが、元コンビのレッド・フォックスのTVシリーズ「Sanford and Son」 にて、ゲスト出演して人気になった。主にステージで活躍し、ナショナルコメディの殿堂にも選ばれている。
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Redd Foxx (レッド・フォックス)
1922年生まれ-1991年没
Filmography >> "Norman, Is that you?", "Sanford (TV)"...

見た事なくても、「マルコムX自伝」を読んだ人なら名前にピンとくるはず....とにかく伝説的なコメディアン。 エルビス・プレスリーの結婚式にて、唯一パフォーマンスしたのが、このレッド・フォックス氏。 また、彼はコメディアンとしてばかりでなく、画家の才能もあった。 また若手のジェイミー・フォックスの芸名のフォックスは、彼を尊敬する為に付けたもの。数々の伝説を残し、1991に永眠....
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Sammy Davis Jr. (サミー・デイビス・ジュニア)
1925年生まれ-1990年没
Filmography >> "Sweet Charity", "Ocean's Eleven"...

超有名ですね。サミー・デイビス・ジュニアは、両親共にヴォードヴィルに出演していたエンタテイナー。両親は離婚したものの、 サミーも小さい頃から歌に踊りを学んでいた。8歳の頃には、映画「Rufus Jones for President」に出演し、ダンスと歌を披露している。 1950年代には、フランク・シナトラに気に入られ「ラッツ・パック」の1人として多くのシナトラ映画に出演した。 日本にも何度か来日したり、CMに出演したりと、1番知名度がある。 所謂スタンダップコメディ等をするコメディアンとは違うが、そのマルチな才能と活躍の功績は記しておきたい。
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まとめ
御覧の通り、創世記時代のブラックコメディアンは、皆コメディだけでなく歌やダンスにも長けていました。 それは、この章の説明でもある通り、チットリン・サーカスやヴォードヴィルと言った舞台に関係あるんですね。 ブルースの歌やジャズの曲で有名な人達の名前もあります。この頃に今のスタンダップコメディの形が出来ました。 コメディだけでなく、それらの芸も求められていた時代です。それだけ大変だったかもお察し頂けると思います。


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参考文献
On the Real Side >> 著者 Mel Watkins
Toms, Coons, Mulattoes, Mammies, Bucks >> 著者 Donald Bogle
Black Comedians on Black Comedy >> 著者 Darryl J. Littleton


Last modified 12/10/06

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