New Comics

1960年代に盛んになった公民権運動以前とその直後に
活躍していた伝説的なコメディアンを紹介。

*映画じゃなくって、舞台で活躍中(していた)のコメディアンの紹介です。

(活動時代順)
George Kirby (ジョージ・カーヴィ)
1923年生まれ-1995年没
Filmography >> "The George Kirby Show", "Half the George Kirby Comedy Hour"...

シカゴ出身でテレビで大活躍したコメディアンのジョージ・カーヴィ。ディック・グレゴリーと共に白人の観客に訴えたコメディアン。エド・サリバン・ショーに出たのをきっかけにブレイク。しかし50年代後半にはドラック中毒で2年も病院で療養。その後70年代に入り「The George Kirby Show」という自身のショーも製作された。しかもその評判が良かったので、30分のスケッチだけのショーも作られた程。物まねを得意としている。90年代に入り、パーキンソン症になり、95年に他界した。


Dick Gregory (ディック・グレゴリー)
1932年生まれ
Filmography >> "Panther"....

彼の残した功績は大きい。ヒュー・へフナーがシカゴの「Playboy Club」で、グレゴリーをコメディアンとして使った。 全員が白人の観客の中で、彼は大きな成功を収めた。今までは、黒人のコメディアンが黒人の観客の前で笑わせるのが主だったので、 これは大きな出来事だった。 大学在作中にコメディアンとして、活躍した後に、自ら公民権運動等に携わり、今ではもっぱら活動家として活躍している。 また著書も多く、彼が共同で書いた自伝「Nigger」は、今でも本屋に置かれている程のベストセラー。


Nipsey Russell (二プシー・ラッセル)
1918年生まれ
Filmography >> "The Wiz", "Posse"...

一番印象に残っているのが、やっぱり「ウィズ」のティンマン役。 アメリカでは、TVパーソナリティの印象が強く、詩を読みながらコメディをするといった、 オリジナリティあるコメディを見せていた。 6歳にして、演技に音楽、ダンス、コメディにと才能を磨いていたラッセルは、大学に入りその後はアメリカ陸軍に入る。 その後にアトランタのコメディクラブに出入りするようになった。 シットコムのレギュラーとなり一躍人気者になり、 映画「ウィズ」に出演した。


Bill Cosby (ビル・コスビー)
1937年生まれ
Filmography >> "The Cosby Show (TV)"...

お茶の間のアイドル、ビル・コスビー氏は、今はオプラ・ウィンフリーが長年の長者番付の1位だが、 その前はこのコスビー氏が長年1位だった。「コスビー・ショー」という、80年代のテレビドラマが超ロングランヒットし、 それまでのアフロ系アメリカンの家庭を描いた作品とは違って、イメージ向上にも大いに貢献した。 コメディアンとしても、黒人コメディアンながら「人種」というネタ無しに色んな観客の前で人気になった1人。 それは当時画期的だった。


Godfrey Cambridge (ゴットフリー・ケンブリッジ)
1933年生まれ - 1976年没)
Filmography >> "Cotton Comes to Harlem", "Friday Foster" ...

ゴットフリー・ケンブリッジのコメディアンとしてキャリアはちょっと変わっていて、まず俳優として有名になってから、 昔からの夢だったコメディアンになった。私達も「ロールスロイスに銀の銃」の「墓掘りジョーンズ」として記憶に残ってますよね。 上のコスビーが人気になった頃に舞台に立ってました。生まれはニューヨークですが、育ちは祖父母の居たカナダで、 黒人が殆どいない地域だったそうだ。コスビーともまたちょっと違って人種ネタもやっていたらしいが、 過激ではなかったらしい。


Flip Wilson (フリップ・ウィルソン)
1933年生まれ - 1998年没
Filmography >> "The Flip Wilson Show (TV)" , "The Fish That Saved Pittsburgh" ....

主演のテレビコメディショーの「フリップ・ウィルソン・ショー」が大人気を博し、一躍有名人となったコメディアン。 この番組での女装は、今のエディ・マーフィやテイラー・ペリーにも受け継がれている。そして、この番組で活躍したのが、 レッド・フォックスとリチャード・プライヤーの2人。 ゴールデン・グローブ賞やエミー賞を受賞している。その前まではスタンダップコメディアンとして活躍していた。 しかし、1979年に突如として、子供の面倒を見る為に芸能界から引退した。1998年に他界している。


まとめ
この時代は公民権運動の影響もあってか、コメディにも人種融合が見られた。 今まで観客は黒人のみというステージが多かったスタンダップコメディだったが、ディック・グレゴリーの成功により、 観客のほぼ全員が白人というステージにも、多くの黒人コメディアンが使われるようになった。 その中でも1番人気の高く成功したのが、ビル・コスビー。


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参考文献
On the Real Side >> 著者 Mel Watkins
Toms, Coons, Mulattoes, Mammies, Bucks >> 著者 Donald Bogle
Black Comedians on Black Comedy >> 著者 Darryl J. Littleton


Last modified 12/10/06

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