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Cast >>Sidney Poitier (Buck), Harry Belafonte (The Preacher), Ruby Dee (Ruth), Cameron Mitchell (Deshay), Denny Miller (Floyd), Nita Talbot (Madam Esther), John Kelly (Sheriff), Tony Brubaker (Head man), Bobby Johnson (Man who is shot), James McEachin (Kingston), Clarence Muse (Cudjo) ....
Director >>Sidney Poitier
Writer >>Ernest Kinoy, Drake Walker, Ernest Kinoy
Producer >>Joel Glickman, Harry Belafonte, Sidney Poitier
Genre >>Western
Country >>USA

 総合ポイント 5点/5点満点中
内容 >>5 演技 >>5 演出 >>5 音楽 >>5

 レビュー
Surviving with dignity
南北戦争が終わり、黒人は奴隷から開放され、土地とラバを約束された。しかし土地とラバを手にする事はなかった。それでも黒人達はマスター達から離れ、自分達の土地を求めて土地を開拓していこうとしていたが、白人の人々にそれを邪魔にされ、バウンティハンター達も彼等を狙っていた。黒人のバック(シドニー・ポワチエ)は、そんな黒人達を助け、彼等を安全な地に案内する仕事をしていた。しかしバックは白人一味のディシェイに襲われ、危機一髪で逃げた。たまたま水浴びをしていた旅牧師のプリーチャー(ハリー・ベラフォンテ)から馬を奪った。バックの馬を確認したディシェイはプリーチャーを襲うとした。そこでプリーチャーはバックを見つければ500ドルという大金が手に入る事を知り...

名優シドニー・ポワチエの初監督作品。ポワチエの親友ハリー・ベラフォンテが出演・制作。ポワチエがバーブラ・ストライサンドやポール・ニューマンやスティーブ・マックイーンと共に制作契約をし、会社を設立したのが「ファースト・アーティスト」。そこで制作された作品。ベラフォンテからたまたま「良い脚本があるから読んでくれ」と言われたのがこの作品。当初は別の監督に決まっていたが、見解の違いが生じて、ポワチエが監督となった。南北戦争後を舞台にした西部劇。黒人が自由を求めて、南部を離れ開拓していこうという歴史が描かれている。そこにポワチエもベラフォンテも気に入った。そして白人への復讐が初めて描かれた作品でもある。黒人の観客は歓喜し、ヒットとなった。ポワチエがいつのもように英雄を演じ、その反面ベラフォンテは謎の多い牧師を活き活きと演じているのが印象的。そして自由と安定を求めるバックの妻ルースを演じたのが名女優ルビー・ディ。この作品でも夫を献身的に支える妻を熱演。

ポワチエはこの作品は「威厳と共に生き残る」と語っている。全くもってその通りで、黒人の歴史とポワチエとベラフォンテの歴史が、この映画と共に威厳を持って生き残るのだ。
(Reviewed >> 3/1/13:DVDにて鑑賞)

 100本映画
ハリー・ベラフォンテの誕生日に観てみました。シドニー・ポワチエとハリー・ベラフォンテのダブル主演のウエスタン。2人共、本当に凄い!としか言いようがない程に凄い。圧倒的。シドニー・ポワチエの初監督作品でもある。この映画を観て、改めて2人は本当に仲が良い!と思ったんだけど、この映画を撮影する前の2年間ほど、会話もない程に喧嘩してたらしいw。1968年にキング牧師が亡くなった時に、その葬式の事でポワチエとベラフォンテは意見が食い違い喧嘩。ベラフォンテはキング牧師の未亡人となったコレッタ・スコット・キングを葬式でずっと傍について慰めていたのでも有名な程、キング牧師とベラフォンテは仲が良かった。本人は否定するだろうけど、ポワチエはベラフォンテとキング牧師の仲の良さに嫉妬していた部分もあるんじゃないかな?女子ぽい思考かもしれないけど、男子にもあるでしょ、少しは??

シドニー・ポワチエはポール・ニューマン、スティーブ・マックイーン、バーブラ・ストライサンドと共に「ファースト・アーティスト」という会社を設立。同じエージェントだったのもあって、そこのエージェントと人達が彼等のクリエイティブな部分を保護する目的と、彼等に映画を作らせたいという理由があって会社を作られた。ベラフォンテに電話も掛けられず意固地になっていたポワチエだったけど、ある日突然ベラフォンテから電話がかかってくる。その電話の内容が「まだ荒削りだけど、いい脚本がある」という内容で、ポワチエはこの映画の脚本を手に入れる。一度は喧嘩したけど、やっぱり親友。すぐに溝は埋まった訳です。でもポワチエはプリーチャーというベラフォンテが演じた役を演じたかったらしい。でも喧嘩してたので、何となく譲ったらしいw。で、2人はジョセフ・サージェントという監督を雇う。後に「A Lesson Before Dying / ジェファーソン/冤罪の死刑囚 (1999) (TV)」等の名作を作る監督。でも、初日からポワチエとベラフォンテは「何か違う」と思い、サージェントを解雇。新しい監督が決まらずに、ベラフォンテが「いつやるか?今でしょ!」的にポワチエに勧めて、ポワチエが指揮を執るようになり、そのまま監督に就任。初監督となった訳です。

ベラフォンテが気に入ったこの物語は、南北戦争後の黒人が描かれている。南北戦争後に奴隷開放宣言にて開放され、そして40エイカーとラバが与えられる筈だった黒人達。しかし彼等がそれらを手にする事はなかった。ならば自分達で開拓していこうと、奴隷が開放されたとは言え差別的な南部から離れようとする。しかし、自分達の土地に入ってくるのを嫌がる白人や、バウンティハンター達から執拗な嫌がらせを受けたり、仕舞いには殺されたりもする。そういう開拓黒人達を無事に新しい土地まで案内するのが、ポワチエ演じるバックだった。そういう事をしているので、バックはもちろん白人から追われている。命辛々逃げたけれど、馬でバレてしまうので、楽しそうに川で水浴びをしていた旅牧師プリーチャーから馬を買おうとするも抵抗され、結局奪っていく。バックの馬を乗っていたプリーチャーは、白人達に間違えて攻撃されるも、牧師らしく饒舌に何とか逃げ切るが、バックの首には500ドルという大金がかかっている事を知り...

音楽はジャズのベニー・カーター。洗練されたジャズが男ぽい西部劇と合うのか?と思ったけれど、物凄く合っている!!かなりヘビーなジャズ。とにかく聴いてくれ!



このカッコいいヘビーな曲に合わせて、馬に乗ったカッコいいポワチエが登場するシーンを想像するだけでも、鳥肌でしょ?

脚本は白人の人が書いたんだけど、ネイティブアメリカンに向かって言うポワチエの台詞に「俺たちの最大の敵は白人であなた達と同じなんだ!」というのもあったりする。サージェント監督を解雇した理由に、「彼ならエンターテイメントテイストの高い面白い典型的なアメリカンウエスタン作品になったと思う。でも我々の映画はそれ以上のものを求めていたんだ」と語っている。更に「今まで映画では描かれなかった黒人とネイティブアメリカンの関係、そしてルイジアナから死を恐れずに、奴隷主人もいない約束された土地へと開拓していく黒人の姿を描きたかった」とも語っている。彼等黒人達の歴史も、この映画と共に威厳と共に生き残ったのです。

ちなみにこのバックとプリーチャーは、ジャンゴよりも前に白人への復讐を果たしている。しかもポワチエは白人女性を平手打ちまでしている!!マニアのタランティーノなので、この映画も観ている筈なのに、なんでこのタイトルが出てこないんだろう??と不思議に思う。ちなみにこの映画では「Nワード」はもちろんゼロ。ちなみになぜか「Django Unchained / ジャンゴ 繋がれざる者 (2012)」は黒人観客から拒絶されているようだけど、この作品では黒人観客は喜びで狂喜したという。「ジャンゴ」も好きだけど、威厳と共に生き残るのは、やっぱりこの作品かなー。

 トリビア
名優シドニー・ポワチエが監督・主演を務めたウエスタンコメディ。ポワチエはこの作品で監督デビューを果たした。同じく名優のハリー・べラフォンテと、ルビー・ディが共演。 ネイティブ・アメリカンの酋長の妻を演じていたのが、ハリー・ベラフォンテの当時の妻ジュリー。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0068323/
http://en.wikipedia.org/wiki/Buck_and_the_Preacher
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=20311

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Last Modified: 2005-02-22
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