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Cast >>Kevin Costner (Sonny Weaver, Jr.), Jennifer Garner (Ali Parker), Denis Leary (Vince Penn), Frank Langella (Anthony Molina), Tom Welling (Brian Drew), Ellen Burstyn (Barb Weaver), Chadwick Boseman (Vontae Mack), Rosanna Arquette (Angie), Terry Crews (Earl Jennings), Arian Foster (Ray Jennings), Griffin Newman (Rick the Intern), Chi McBride (Walt Gordon), Sean Combs (Chris Crawford) ...
Director >>Ivan Reitman
Writer >>Scott Rothman, Rajiv Joseph
Producer >>Ivan Reitman, Ali Bell, Joe Medjuck, Gigi Pritzker
Genre >>Sports
Country >>USA
Release (US) >>04 / 11 / 2014
Release (JP) >>01 / 30 / 2015

 総合ポイント 4点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>4 演出 >>4 音楽 >>4

 レビュー
Radio City where people's dreams come true
2014年のNFLドラフトまであと13時間を切った頃、シアトル・シーホークスの陣営はクリーブランド・ブラウンズのGMであるソニー(ケビン・コスナー)に一本の電話を入れた。ドラフト1位が予測されている大型クォーターバックのボー・キャラハンを巡ってのトレードのオファーだった。クリーブランドがキャラハンを取る為にドラフト指名1位権と、向こう3年間のクリーブランドの1巡目の権利をシーホークスに譲るというものだった。ソニーはオーナーからもキャラハンを取るように圧力が掛かっていた。コーチ(デニス・リアリー)やスタッフからは、これらの将来を考えるとバカげたトレードだと反対された。そしてソニーは恋人でクリーブランドのサラリーキャップの顧問でもあるアリ(ジェニファー・ガーナー)との関係も悪化していた。ソニーはずっと守備の選手ヴォンテ・マック(チャドウィック・ボーズマン)の事が気になっていたが、シアトルとのトレードを応じてしまう...

2014年のNFLドラフトを舞台にした作られたドラマであるが、実際の2014年のドラフトを1ヵ月後に見た観客はその間逆の結果に驚愕する事になる。実際のNFLドラフトでは、クリーブランド・ブラウンズは鳴り物入りのジョニー・マンゼルを獲得した。どうみてもこの映画でのボー・キャラハンのモデルである。しかし1位指名ではなく、この映画のキャラハンと同じく、順位をかなり下げて22位での指名。というのを知っていると、この映画は非常に面白い映画である。正直、アメリカンフットボールを知らない人は全く楽しめないであろう。知らなくても楽しめたのが『エージェント』、知らないと楽しめないのが『Draft Day』。上映は1ヶ月だけ早すぎた。ドラフト後に上映すべきであった。最近復活中のケビン・コスナーが渋いGMを演じていて、ジェニファー・ガーナーとの年の差カップルも中々信憑性がある大人のセクシーさがあった(あの事件後でも)。そして絶好中のチャドウィック・ボーズマンが、応援したくなる最高にいい奴を演じていて、絶好調さをキープしている。

知っているか知らないかが分かれ目。知っている奴だけついてこい!という映画ではある。
(Reviewed >> 9/8/14:DVDにて鑑賞)

 100本映画
いえーい!大学&NFLフットボール開幕ー!ふっとぼーーーーるしーーーずーーーん!!NFLはそんなになんですが、大学フットボールは大好きであります!ので、この映画の題材となったNFLドラフトは好物君。だって、小さい頃からの夢が叶う瞬間だよ。見ていて、本当に感動します!特にこの映画の2014年NFLドラフトは楽しみでした。何ていったって、大学時代から応援していたデ・ラ・ソウルのDJのメイスの息子トレ・メイソン君がドラフト宣言していたから。身内でもなんでもなく単なるファンですが、どこに行くのか気になっておりました!トレ君は、3巡目の75位で見事セントルイス・ラムズに選ばれました!フロリダの自宅で、パパ・メイスに見守れながら喜んでいましたよ。あの時の嬉しそうなパパの笑顔が一生忘れられません!というか、ドキュメンタリーでしょ、もう。同じセントルイス・ラムズには、ドラフト前に同性愛者である事を勇気をもって発表したマイケル・サムもぎりぎりドラフトで選ばれたけれど、彼はルースター入り出来なかった。マイケル・サムは非常に有望なフットボール選手なので残念であります。「もし」という言葉は使ってはいけないのは分かっているけれど、もし彼が同性愛者である事を発表していなかったら?とは、正直思う。ドラフト前と後の報道を見ると余計に。という事で、NFLドラフトというのは壮大で壮絶なドラマがある!

NFLドラフトは毎年、ニューヨークのラジオ・シティを会場に行われている。2014年も例外ではなかった。今年の目玉はクォーターバックのボー・キャラハン。ウィスコンシン大学で活躍し、ハイズマン賞も受賞した。クリーブランド・ブラウンズは、長年使ってきたクォーターバックが怪我に苦しんでいた。オーナー(フランク・ランジェラ)は、GMのソニー(ケビン・コスナー)にキャラハンを取るようにプレッシャーをかけた。しかし、ソニーにはオハイオ大の守備選手であるヴォンテ・マック(チャドウィック・ボーズマン)が心に残っていた。ソニーの元にシアトル・シーホークスの陣営から電話が入る。シアトルは1位指名権を持っていて、新しいクォーターバックが欲しいであろうクリーブランドに打診してきたのだ。しかしそのトレードは1位権を譲る代わりに、向こう3年のクリーブランドの1巡目のドラフト権をシアトルに譲るというものだった。そんな将来の希望のないトレードは、ヘッドコーチ(デニス・リアリー)から猛反対を受けた。NFLドラフト開幕まで数時間...ソニーは壮大なドラマを背負い決断を決める...

んーーーっもう面白かったです!でも先に劇場で見なくて、今見てよかったと思いました。映画は、実際の2014年NFLドラフトの前にアメリカで公開されたのです。これね、実際のNFLドラフトも同じくらいのドラマがありましたからね!完全にこの映画のボー・キャラハン=ジョニー・マンゼルですもの!ジョニー・マンゼルは、テキサスA&M大で活躍し、ハイズマン賞も取った選手。行動も言動も派手。まあこう言っては、またまた口悪いですねと言われるかもですが、正直に書くと、ジョニー・マンゼルは久々のグレート・ホワイト・ホープ(意味は『The Great White Hope / ボクサー (1970)』とか『The Great White Hype / ファイト・マネー (1996)』をご覧ください)だものね。彼自身はダラス・カウボーイズに入りたかったので、他のチームのインタビューは適当で評判が悪いと言われていた。でもクリーブランド・ブラウンズが取るであろうと言われていた。もちろん1位でも予測されていたほど。しかしクリーブランドの番になっても指名されず、本人が入りたかったダラス・カウボーイズも別の選手を指名。結局、1巡目の22位でマンゼルはクリーブランド・ブラウンズに指名された(ちなみに私が応援するアラバマ大のハハ・クリントン=ディックスはその前の21位!勝った!いえい!)。と、この映画のボー・キャラハンと同じ位の壮絶なドラマがあるんですよ。実在のチームや選手をミックスさせたのが、この映画をドキュメンタリーじゃないかと思わせた面白さですね。ドラフトの指名読みはロジャー・グッデル本人という豪華さですしねー。しかもテリー・クルーズが、ドラフトされるかもしれない選手のパパ役で元NFL選手という、そのままの役で出ているのもリアリティがあってよかった!しかも、Pディディ事今の名前なんだったっけ?のショーン・コムズがボー・キャラハンのエージェント役。これは、ジェイーZがエージェントやってたりするのを受けての配役だろうね。

忘れてはならないのが、チャドウィック・ボーズマン。『42 / 42~世界を変えた男~ (2013)』や『Get on Up / 日本未公開 (2014)』などが好調ですっかり自伝映画請負人となったボーズマン。この映画では、普通に架空のキャラクターを演じてみせている。滅茶苦茶いい男でさー、泣かすよ!最後、全然架空なのに泣いたよ。おー、良かったーと思わせる演技ね。この人は上手いわ、やっぱり。

あの89年のスーパーボウルのジョン・キャンディ(そうあの)の秘話とか面白かったー。チームから捨てられそうな破れかぶれな怪我を負ったスター選手とか、スターで頭でっかちになった選手とか、ひたむきにフットボールやっている男とか、チームのために頑張っている裏方とか、ひたすら応援するファンとか、ギリギリな取引とか... 無茶苦茶熱いフットボールと裏の壮絶なドラマが観れるんですが、興味無い人には多分何にも刺さらない映画だなーとは思います。まあ、そんな人たちはケビン・コスナーとジェニファー・ガーナーの年の差カップルの行方だけでも見るのも良いかもです。いやそれも興味ないかもだけど。なんていうか『Jerry Maguire / ザ・エージェント (1996)』には確かに似ている。あれよりもフットボールをマニアックに突き詰めて、マイナス「ハローだけで一目ぼれ」という名台詞かな。『ザ・エージェント』程、最高!って訳でもないですが、十分に楽しめる。まあこの映画の最大の難点と言えば、スポーツの場合は事実の方がドラマ化よりも面白いって事でしょうかね?

ってか、最後はクリーブランド・ブラウンズという事で、あのミスター・ブラウンズ、ジム・ブラウン御大が特別キャメオ!最後まで泣かすぜ!

 トリビア

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
US Official SiteJP Official Site

 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt2223990/
http://en.wikipedia.org/wiki/Draft_Day
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=350530

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Last Modified: 2014-09-08
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