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Cast >>Chadwick Boseman (James Brown), Nelsan Ellis (Bobby Byrd), Jill Scott (Deidre "Dee-Dee" Jenkins), Tika Sumpter (Yvonne Fair), Viola Davis (Susie Brown), Octavia Spencer (Aunt Honey), Keith Robinson (Baby Roy) ...
Director >>Tate Taylor
Writer >>Steven Baigelman, Jez Butterworth, John-Henry Butterworth
Producer >>Brian Grazer, Erica Huggins, Mick Jagger, Victoria Pearman
Genre >>Biography
Country >>USA
Release (US) >>08 / 01 / 2014
Release (JP) >>05 / 30 / 2015

 総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>5 演出 >>3 音楽 >>5

 レビュー
"Try me, and your love will always be true"
1988年ジェームス・ブラウン(チャドウィック・ボーズマン)は、自分の会社でミーティングが行われていた所、誰かがトイレを使った事に腹を立てた。トラックに積んでいたショットガンを取り出して、天井に向かって発砲してしまう。警察のサイレンを聞き、車に戻るブラウンは、それまでの事を思い出していた... ベトナムにコンサートに行った事、刑務所のコンサートでボビー・バード(ネルサン・エリス)に会った事、そして松林の中にある家に住んでいた小さい頃の記憶...

説明なんか要らない筈である「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」ジェームス・ブラウンの自伝映画。『42』でもジャッキー・ロビンソンというレジェンドを演じたチャドウィック・ボーズマンがジェームス・ブラウン役に抜擢。まずこれが大成功の始まりであった。あの唯一無二なユニークな個性と誰にも真似出来ない才能の持ち主であるジェームス・ブラウンを演じられる俳優がどこに居るのだろう?と思っていたが、びっくりする位にジェームス・ブラウンそのものなのであった!あのユニークな個性にステージでの情熱、そして「宇宙一のミスター・俺様」なジェームス・ブラウンのエゴの全てを包み込み、ジェームス・ブラウンを演じきっていた。そしてそんな俺様ジェームス・ブラウンを支えた「宇宙一のサイドキック」ボビー・バードの存在がこの映画の良心であった。その2人の愛憎劇を中心に描いたのも面白かった。ただブラウンのファンとしては、あれもこれも入れて欲しかったという注文や、あそこは違うねという部分が多少あるのが寂しい部分ではある。

チャドウィック・ボーズマンが見事な「ミスター俺様」を蘇らせてくれた。物語は多少の違いはあれど、あれは我々の知る「ソウル・ブラザー・ナンバー・ワン」で、「ショービズ界一の働き者」で「キング・オブ・ファンク」で、そして何よりも「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」であった。
(Reviewed >> 8/1/14:劇場にて鑑賞)

 100本映画
たったったった...Get Up, GET ON UP!ジェームス・ブラウン、ヒズ・バッド・セルフ、ショービズ界一の働き者、ミスター・ダイナマイト、セックス・マシーン、ミスター・プリーズ・プリーズ、プリーズ、ソウル・ブラザー・ナンバー・ワン、キング・オブ・ファンク、そしてゴッドファーザー・オブ・ソウル... どんなニックネームが付けられようとも、彼はジェームス・ブラウンである。そしてそれ故にミスター俺様でもある。そんなジェームス・ブラウンの自伝映画。

1988年、ジョージア州オーガスタ(JBの故郷)にある自分の会社に車で向かうジェームス・ブラウン(チャドウィック・ボーズマン)。そこでトイレを使用した女性が気に食わず、車に乗せてあったショットガンを取り出して会社に戻った。ミーティングで集まっていた人々に向かって話し始めるジェームス・ブラウン(以下JB)。天井に向かって発砲した。その音を聞いてパトカーのサイレンが聞こえてきた。「じゃあ逃げなきゃ」と車に戻り逃げるが、JBにはそれまでの様々なことが思い出されていた...

もうさ、こういう自伝映画だと必ず言われるのが、「○○を演じるなんて無理!」とか「予告見たけど全然違うじゃん!」とか「しょせん物まね映画」とか...まあ見る前から文句言うのが普通よね。そんな”あまのじゃく”またの名を”へそ曲がり”に思いっきりぶつけたい映画がこれ!ちなみに前者2つはうちの夫が言っていた事。落ち着いて取りあえず見てください!という事です。自伝映画の良さって、その題材となった偉大な人々の功績を改めて振り返る事が出来て、しかも一緒に擬似体験出来る事だよね。残念ながらJBの伝説のアポロコンサートは幾ら頑張っても、もう見ることは出来ない。でも映画ならそれが再現出来る。そりゃ本人のパフォの方がいいのは決まってるよ。でもJBはライブアルバムを沢山残してくれたので、彼の声で再現出来るという素晴らしさ。しかも演じる俳優によっては、JBの情熱や魂を呼び起こす事すら出来る!しかもJBはあそこまでトップに上り詰めたので、普通の人には無いそれなりの自信...人はエゴと言うけれど...それがあったからこそ、トップに君臨出来たのだ。何ていったって、ミスター俺様!ですから!!そういうのを全て包み込んだチャドウィック・ボーズマンのJBはJBそのものでしたよ。って、よーく思い出してください!たった1年前の『42 / 42〜世界を変えた男〜 (2013)』では、逆ミスター俺様であるとても我慢に我慢を重ねたジャッキー・ロビンソンを演じていたんですからね!いやー、オスカーあるでしょう!!

そしてそんなミスター俺様を支えたのが、ボビー・バード。まだ20代なりたての頃に、仕事場で先輩にJBについて仕事中に1時間半位教えてもらってたんですよ(いい会社!)。その時にJBでこれだけは聴け!というアルバムは?とか色々質問してね。その時に私はその先輩の男性に「ちょっと待って!このバックボーカルも凄くない?」という話をしたのを思い出しましたねー。20歳そこそこの姉ちゃんがJBのバックボーカルも凄い事に気づいた私も偉くないですか?この映画ではボビー・バードとの愛憎劇を大きく描いている。そのせいか、ボビー・バードとの出会いのシーンは盛ってありましたけど... 私は自伝本版の方が好きかな。お母さんとお父さんの話もかなり盛られてますね。お父さんは映画では悪く描かれ過ぎで、お母さんは良く描かれ過ぎ!リトル・リチャードの所も盛られてますねー。と、かなり盛られております。「Say It Loud – I'm Black and I'm Proud」は、子供がほぼ黒人の子たちでしたね。自伝本によると、集まったのは白人とアジア系ばかりだった...というオチが好きなので、それはがっかりかなー。私だったら違うエピソードを取るかなーとか、私ならここはこう描くかなーというのは若干あった。あと、実際にはボビー・バードが長身なんだけど、映画ではJBの方が若干高いのが残念かな?細かいんですけど。でもボビー・バードを演じたネルサン・エリスも素晴らしかった!なんていうか、チャドウィック・ボーズマンは『42』でアンドレ・ホランドを引き立てたように、この映画でもネルサン・エリスを引き立てますわ。逆にメイシオ・パーカーはコメディ俳優のクレイグ・ロビンソンが演じたので、どうもコミックリリーフになりがちでしたね。

時系列がいったり来たりで結構ややっこしいかも?とは思う。一様字幕で何年の何処って出てくるけど、中々面倒。深南部の昔の話に戻った時にロバート・ジョンソンが掛かってた。お母さんがイケナイ女になっている所でね。でも確かお父さんがブルース好きで、ロバート・ジョンソンも好きなんだよね。JBはブルース嫌いらしいけど...

でもジェームス・ブラウン的には、一番世話してもらって「パップ(父さん)」と呼んでいたベン・バートをダン・エイクロイドが演じた事は嬉しいんじゃないかなー。『ブルース・ブラザーズ』の事は感謝しているみたいだからね。逆に後でダン・エイクロイドがダン・エイクロイドとして出るんじゃないか?とも期待したんだけど... そしてこの映画のプレミアをアポロ劇場で開催したのも嬉しい筈!

という事で、前に映画秘宝さんで書かせて頂いたJBが『Ski Party』という映画に出ている映像とか、『The T.A.M.I. Show / ビート・パレード (1964)』のパフォ、下で書いたボストンでのライブ映像とかはYoutubeで見て勉強しておくと面白いと思いますよー。
『Ski Party』のJBとフェイマス・フレイムス


『TAMI Show』


「ボストン・ガーデン1968」


私はチャドウィック・ボーズマンがJBの魂を呼び起こしてくれた事が本当に嬉しいよ。劇場で一緒に見ていたオジサン(子沢山)が滅茶苦茶好きみたいで、いちいち合いの手入れていた。台詞にも「その通り!」とか「あーは!」とか、音楽にも「続けろ、JB!!」とか... ブーツィー・コリンズは更に好きなのか、ブーツィー役は台詞もないのに、そのエピソードだけで「いえーい!」って拍手していた。なんかJBファンの魂を熱くさせるんですわ。JB=魂。何ていったって「ゴッドファーザー・オブ・ソウル」なんですから!

 トリビア
稀代のシンガーであるジェームス・ブラウンの自伝映画。「42」ではジャッキー・ロビンソンを演じたチャドウィック・ボーズマンが、JBを演じる。相棒のボビー・バード役にはネルサン・エリス。「ヘルプ」のテイト・テイラーが監督。その「ヘルプ」でアカデミー賞助演女優賞を獲得したオクタビア・スペンサーが叔母役、同じく「ヘルプ」でアカデミー賞にノミネートしたヴァイオラ・デイビスが母親を演じる。クレイグ・ロビンソンは、メイシオ・パーカーを演じ、ラルフ・トレスヴァントがサム・クック役。歌手のジル・スコットや、若手女優ティカ・サンプター等共演。

 その他

 受賞歴
* The BEST OF SOUL
2014 Won Best Male Performance of the Year : Chadwick Boseman / チャドウィック・ボーズマン
2014 映画秘宝 私が選んだベスト10 2013年度9位
2014 映画秘宝 私が選んだベストガイ : チャドウィック・ボーズマン

 サウンドトラック
1. Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine
2. The Payback. Pt. 1
3. Out Of Sight
4. I Got You (I Feel Good)
5. Caldonia
6. Please Please Please (Live)
7. Night Train (Live)
8. Papa's Got A Brand New Bag, Pt. 1
9. It's A Man's Man's Man's World (Live)
10. Cold Sweat, Pt. 1
11. Mother Popcorn, Pt. 1
12. I Got The Feelin' (Live)
13. I Can't Stand Myself (When You Touch Me) (Live)
14. Say It Loud-I'm Black And I'm Proud, Pt. 1
15. Get Up (I Feel Like Being A) Sex Machine (Live)
16. Super Bad (Live)
17. Soul Power (Live)
18. Try Me (Live)
19. Please Please Please
20. Get Up Offa That Thing

Soundtracks from Amazon.co.jp

 関連記事
* 映画秘宝 2015年 5月号  JB、ジミヘン&この音楽映画を聴け!にてジェームス・ブラウンの生い立ちに映画&曲について、そしてボビー・バードのミニバイオについて

 リンク
US Official SiteJP Official Site

 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt2473602/
http://en.wikipedia.org/wiki/Get_on_Up_(film)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=351247

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Last Modified: 2014-03-14
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