2282
Cast >>Tequan Richmond (Chris), Zac Goodspeed (Dylan), Tristin Mays (Autumn), Alex McGregor (Morgan), Julian Works (DJ Bootytime), Ambrose Uren (DJ Hardcap), Gary Anthony Williams (Melvin), Rolonda Watts (Victoria), Keith Powers (Quentin) ...
Director >>Darin Scott
Writer >>Don D. Scott
Producer >>Doug McHenry
Genre >>Comedy
Country >>USA

 総合ポイント 2.25点/5点満点中
内容 >>2 演技 >>3 演出 >>2 音楽 >>2

 レビュー
"Show y'all what a real house party's supposed to be. You hear me?"
クリストファー(テクアン・リッチモンド)は、もうすぐ高校卒業を控えていた。親友のディランは、クリスとなら有名なラッパーになれると信じていたが、クリスはラッパーになる夢はあったが、現実的に進学しようと思っていた。そんなディランが、レコードレーベルのインターンとの約束を取り付けてくる。そのレーベルの重役がクリスとディランを見に来るという。しかし披露の場のない2人は、丁度両親が用事で出て行ったクリスの家でのハウス・パーティを計画し、そこに呼ぶ事にした。クリスは初めは嫌々だったが、学校のマドンナであるオータム(トリスタン・メイズ)が来ると聞き、張り切るが...

1990年という90年代始まりの年に公開された「ハウス・パーティ」は、まさしく時代を牽引するエポック作品となった。その映画で監督デビューしたレジナルド・ハドリンは、「ジャンゴ・アンチェインド」のプロデュースしていたのも記憶に新しい。そしてスターは誕生した。キドゥン・プレイだ。彼等のトレードマークでもある髪型ハイトップ・フェイドは、当時の黒人の若者がみな真似したほどに影響力を与えた。そしてファンキー・チャールストンである。とにかくオリジナルは時代を作った。
そして今回は「ハウス・パーティ」の5作目となるらしい。2作目で監督していたダグ・マクヘンリーが制作を担当。「ハウス・パーティ」ファンの私が断言する!これは「ハウス・パーティ」なんかじゃない。「ハウス・パーティ」を名乗った、今時のつまらないダンス青春コメディ映画である。主役はキドゥン・プレイの2人のファーストネームである「クリストファー」だが、全くタイプが違う。今時。その高校卒業間近のクリスを誘惑するおばさんとか酷い!デブとかナードとか、もう使い方が決まっている。

オリジナルというか正式な「ハウス・パーティ」は、黒人の文化を覗き見している楽しさに、キドゥン・プレイの成長を見守る楽しさがあった。こんなの絶対に「ハウス・パーティ」じゃない!プレイの台詞の通り!行きたいのは断然にキドゥン・プレイのリアルなハウス・パーティだ!
(Reviewed >> 9/1/13:DVDにて鑑賞)

 100本映画
声を大にして言いたい!日本ではあまりというか全然認められていない「House Party / ハウス・パーティ (1990)」だけれど、この作品も90年代黄金のブラックムービー・ブームを牽引した作品の一つ。ブラックムービー・ブームというか、ブラックカルチャーを牽引したという方がしっくりくるかな?この時代の黒人男性の若者は皆と言っていいほど、みんなこの映画の主役キドゥン・プレイの髪型ハイトップ・フェイドを真似していたよね。70年代のアフロブームで末期には取り返しがつかない程の大きなアフロが居たけれど、それと同じでハイトップ・フェイド・ブームの末期はとんでもない高さのハイトップの人とかいたよね。ったく、大きさ・高さの勝負じゃないでしょー!!と思うんだけど、そういう所が可愛さというか愛嬌なのよね。やりすぎちゃうの。フローレンス・ジョイナーで長い爪が流行ったけれど、その後にすごい長い爪のオバサンとか居たよね。やりすぎちゃう文化なんだろうね。突き詰め過ぎちゃう。とまあ、やりすぎは置いておいて、とにかくこの「ハウス・パーティ」は時代を作ったといっても過言じゃない。今みたいにネットとかで、全世界にマッハで情報が行き渡る時代なんかじゃなかったから、映画とか雑誌とかテレビとかで、ゆっくりと情報が行き渡る。そんな中でのハイトップ・フェイドにファンキー・チャールストンでした!



これ↑の1:50位から始まるのがファンキー・チャールストン。いや、このダンスバトルシーンは今見てもカッコいい!

と「ハウスパーティ」には強い思い入れがあるために、私にはこの5作目?となるこの「ハウス・パーティ....なんちゃら」がダメでしたわ。つーか、「ハウス・パーティ」違うしー。「ハウス・パーティ」を名乗る悪徳商法。最近のたちの悪い青春映画ね。こっちもダンス対決シーンがあるけど、ハウス(家)感が無いよね。ダンスはプロがやった感が半端無い。オリジナルはメインの俳優4人が踊っているし、その4人が滅茶苦茶上手い。真似したくなるかっこ良さなんだよね。そしてDJは、マーティン・ローレンスでしょ!そして、デブな奴とかナードな奴とか、もう使い方がどこも一緒!それしかないんかい!そして無理矢理白人出してくるよね。今回はオリジナルのプレイ的なのが、ディランという白人。エミネム路線じゃなくて、なぜかヴァニラ・アイス路線www。どうしてそっち?的な。主役のクリスを演じたテクアン・リッチモンドは好き。でもこの映画ではイマイチ。クリス・ロックのいけてない中学生活を描いた「Everybody Hates Chris」で、いけている弟を演じていたのが彼。この映画じゃなくて今年の「Blue Caprice / 日本未公開 (2013)」の方が楽しみ。実際にあったDCスナイパー事件のリー・ボイド・マルボ少年を演じている。この映画で一番苦手なのが、そのクリス君を狙っている年増な近所の女性。クーガー狙い。ルックスはどう見てもウェンディ・ウィリアムス。まー、下品!見ているこっちが恥ずかしくなるわ。

所で、ファンキー・チャールストンもハイトップ・フェイドもまた再流行の兆しがある。ハイトップ・フェイドはNBA選手のイマン・シャンパート、そして今年のNBAドラフトで選ばれて次期シーズンから参加するナーレンズ・ノエル(ケンタッキー大)もハイトップがトレードマークとなっている。ファンキー・チャールストンは、これまたNBA選手のレブロン・ジェームスが保険会社のCMで何年か前に披露。

まあ、唯一のお楽しみはオリジナルのキドゥン・プレイがカメオ出演している事でしょう!この映画で本物のプレイ(クリストファー・マーティン)が言っていた台詞に全てが凝縮されているかな?「本物のハウス・パーティってやつを見せてやるよ!」と。って事でやっぱりこれは本物じゃなくて偽者なんだよね。残念ながら。

つーかさ、去年にキドゥン・プレイがキックスターターで映画作ろうとしていた時、私は出資したのさー!(この前のスパイク・リーのはしなかったくせに)その位「ハウス・パーティ」好きなのさ。なので「ハウス・パーティ」の違い位分かるのさ。いや、これ思い入れが無かったとしても、酷いでしょ...

 トリビア

 その他

 受賞歴
* The BEST OF SOUL
2013 映画秘宝 私が選んだトホホ映画 2013年度2位

 サウンドトラック


Soundtracks not available

 関連記事

 リンク
Not availableNot available

 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt2631862/
Not available from Wikipedia
Not available from Allcinema

 関連商品(アマゾン)
DVD or VHS
from Amazon.com
Blu-Ray
Not Available
Video On Demand
Not Available
Book
Not Available
Soundtrack
Not Available
Not Available
Not Available
Not Available
Not AvailableNot Available
Privacy Information

ネットフリックス
Not availableNot available

Last Modified: 2013-09-03
>> HOME