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Cast >>Harvey Keitel (Coleman Buckmaster), Ed Nelson (Carlton James), Cynthia Bostick (Velour Page), Maurice White (Early), Earth Wind & Fire (The Group), Freddie White (The Group), Verdine White (The Group), Charles McGregor (Mantan) ...
Director >>Sig Shore
Writer >>Robert Lipsyte
Producer >>Sig Shore
Genre >>Drama
Country >>USA

 総合ポイント 3.75点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>3 演出 >>3 音楽 >>5

 レビュー
The way of the world makes his heart grow cold
バックマスター(ハーベイ・カイテル)は、レコードレーベルのA&Rだった。黒人バンド「ザ・グループ(アース・ウィンド・アンド・ファイアー)」に将来を見出して、全力を注ごうとしていた。しかしレーベル会社の重役が代わり、ジェームスは白人の家族バンド「ペイジズ」を売り出す事に決め、バックマスターに無理矢理シングルを作らせるのだった。嫌々ながらも作るバックマスターだったが...

「スーパーフライ」の制作者シグ・ショアが監督。アース・ウィンド・アンド・ファイアーの映画タイトルの同じあの大ヒットとなったアルバムは、この映画のサントラだったんだ!という位、この映画の認識度は低い。それもその筈だ。イマイチなのである。いや、「スーパーフライ」のシグ・ショアらしく、男が情熱をかけて欲しい物を手にするドラマなのは面白い。最後はハッとさせられる。でも「スーパーフライ」のプリーストみたいな激しい情熱をバックマスターから感じられなかった。そして「スーパーフライ」のゴードン・パークス・ジュニアほどのスタイリッシュなストーリーテラー的な上手さがシグ・ショアには無かった。

業界の裏を垣間見られるのは面白いけれど、これくらい程度の話なら大体想像はつく。アース・ウィンド・アンド・ファイアーの記録映画的に見るのが正解なのかも。
(Reviewed >> 3/17/13:DVDにて鑑賞)

 100本映画
だいぶ前になってしまうのですが、我が心の姉、Sole姉さんにアース・ウィンド・アンド・ファイアーが出てるから見ておいた方がいいよと、頂いた作品です。ありがとうございます!でもだいぶ寝かせてしまってゴメンナサイ...

という訳で、あのアース・ウィンド・アンド・ファイアーが出ている作品です。モーリス・ホワイトが演技披露してますよ!「ジャイブ・ターキー!」言いながら。でも主役は、あのハーヴェイ・カイテル。あの「タクシー・ドライバー」でピンプ役やる直前のカイテル。監督はあの「Super Fly / スーパーフライ (1972)」のプロデューサーだったシグ・ショア。もうさ「あの」を3回書いた程に、凄い顔ぶれなのよ。でもカイテルもマーティン・スコセッシ作品じゃないから、やる気なかったのかな?あんまり熱を感じない。いや、熱を感じないといけないのよ、この役からはね。カイテル演じたバックマスターは、有名レコード・レーベルのA&R。父親が有名なジャズミュージシャンなのもあって、プロデュースもしている。凄いクラシックカーに乗れる程に裕福。今はアース・ウィンド・アンド・ファイアーが演じている黒人のバンド「ザ・グループ」に情熱を注いでいる。彼等なら自分の音楽を表現してくれると。しかしレーベルの重役が代わったこともあって、「ザ・ペイジズ」を売れとバックマスターは言われる。しかもブッシュマスターが頼み込んでやっと手に入れた「ザ・グループ」が出演予定だった番組とかも、重役が嫌がらせで勝手にキャンセルして、「ザ・ペイジズ」を代わりにねじ込む。才能もない「ザ・ペイジズ」のプロデュースなんかしたら、自分の顔が潰れる!とバックマスターは悩む。ムカつくけれど、組織にいる以上、上司には逆らえない。渋々ダサい家族トリオである「ザ・ペイジズ」のシングルをプロデュースする。ザ・ペイジズのメインは女性。後はお父さんと弟。弟は、コーラーのパロディTシャツ「エンジョイ!コカイン」を着たりと、完全に麻薬にのめり込む。父も弟も性格も悪い。メインの女性は、権力に弱くて、すぐにバックマスターに近づき、色気を使ってくる。

と、音楽業界の裏を率直に描いた面白いドラマではあるんだけど、何せね... いや、最後のドンデン返し的な所は「スーパーフライ」のプリーストと同じく、野心溢れる男!って感じで面白かった。でも全体的に流れるようなフローがない。「ザ・ペイジズ」の女性ボーカルも演技下手だったし、他の人達も下手だったね。あの名優ハーヴェイ・カイテルだって、下手に見えてきちゃう演出。まあ、モーリス・ホワイトは仕方ないよ。音楽家なんだし。やっぱり「スーパーフライ」のゴードン・パークス・ジュニア監督は本物だったねと思いました。彼が監督だったら、もうちょっとカッコ良い映画になってた筈。まあでも唯一上手かったのが「スーパーフライ」にも出ていたブラックスプロイテーション映画名バイプレイヤーのチャールズ・マグレガーの使い方!え、彼が牧師!と思っていたら、上手かったねー。

まあでも映画はアース・ウィンド・アンド・ファイアーの記録映画として見るのが正しいのかもしれません。彼等のレコーディング風景やらリハーサルにライブ!と見所満載。ヴァーダイン・ホワイトが暗黒への挑戦で、宇宙へ向かって飛びます!飛びます!しかしさ、アース・ウィンド・アンド・ファイアーってアフロフューチャリズムをポピュラーにしたグループだと思うんだけど、なぜか私が付き合ったスター・トレック好きのトレッカーのブラザー達は、みんなアース・ウィンド・アンド・ファイアーを毛嫌いするんだよね。なんで??

 トリビア
アース・ウィンド&ファイアーが出演している音楽業界を描いたドラマ。主演はハーベイ・カイテル。監督は「スーパー・フライ」のシグ・ショア。その「スーパー・フライ」にも出演していたチャールズ・マグレガーも出演している。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック
1. Shining Star
2. That's the Way of the World
3. Happy Feelin'
4. All About Love
5. Yearnin', Learnin'
6. Reasons
7. Africano
8. See the Light
9. Shining Star (Future Star) [Original Sketches]
10. All About Love (First Impression) [Original Sketches]
11. Happy Feelin' (Anatomy of a Groove) [Original Sketches]
12. Caribou Chaser (Jazzy Jam) [Original Sketches]
13. That's the Way of the World (Latin Expedition) [Original Sketches]

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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0073703/
http://en.wikipedia.org/wiki/That%27s_the_Way_of_the_World_(film)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=327274

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Last Modified: 2012-10-15
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