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●● レビュー Fearlessラスベガスでのマイク・タイソンの試合を見に行った後に他殺されたトゥパック・シャクール。その2人には良く似た関係性があったのだった。 あのマイク・タイソンがカメラの前で涙をこらえる。友人だったトゥパック・シャクールを思っての事だった。同じ時期にレイプの罪で刑に服していた2人には会話なんて必要ない位に、2人にしか理解出来ないような堅い友情があったように思えた。マイク・タイソンの為に曲を20分で作り終えてしまうトゥパック。その曲がトゥパックにとっての最後の曲となってしまった。ここで語られるすべての事が、今まで聞いてきた&見てきたトゥパック伝説をさらに明らかに形成していく。 そして有名となったトゥパックの最後の姿となった写真。その写真を撮った人物もこのドキュメンタリーでは語っている。なんとも寂しげな表情をしている写真に見えたが、写真を撮った人に言わせば、トゥパックはいつものように気さくにその男性にも「これからクラブに行くから着いてきなよ」と誘ってきたそうである。その数分後に銃声が鳴り響き、トゥパックは帰らぬ人となってしまった。 短いドキュメンタリーではあるが、今まで語られてきたトゥパックを更に明確に明らかにし、そしてまた新たなトゥパックとマイク・タイソンの魅力が明らかになっている。2人の関係性は、思っていた以上に深く濃い。怖いもの知らずの2人だからこそ分かり合える大きな絆がそこにあった。 (Reviewed >> 7/27/12:TVにて鑑賞) |
●● 100本映画 以前から何度か書いているアメリカのスポーツチャンネルESPNが30周年を記念して制作した30人の監督による30本のスポーツ映画「30 for 30」シリーズの一本(って、やっとちゃんと丁寧に説明した気がする)。このシリーズ、何でか分からないんだけど、なぜかDVDになっている作品とそうでない作品がある。これはなぜかDVDになっていない筈。でもさ、マイク・タイソンとトゥパック・シャクールの事だしさ、監督は「Dancing in September / TVショウ/夢と野望の間で (2000)」のレジー・ロック・バイスウッドだし、ものすごい見たかったんだよね。そしたら、やっとテレビで再放送した。ラッキー過ぎるよね。と、先に触れたようにマイク・タイソンとトゥパック・シャクールについて。ご存知の通り、トゥパックはマイク・タイソンの試合を見た後に殺された。その2人にはとっても親密な関係があり、両者は同じような運命を共有していた。マイク・タイソンがレイプ容疑で逮捕され実刑となれば、トゥパックも数年後にやはりレイプ容疑で逮捕された。2人共に間違われやすい性格だったのもあって、2人には特別なコネクションがあったように思えた。言葉なんて要らない的な友情。マイクもトゥパックとの初対面の時の印象を「怖いものしらず」と答えていた。何か一瞬で感じたんでしょうね。ファイターとしての動物的感覚というか。トゥパックの人生を振り返りながら、自分の人生も振り返るマイク・タイソン。思わず涙を浮かべるんです。その映像だけで2人を語るに十分でしたね! 他にもアーネスト・ディッカーソンが「Juice / ジュース (1992)」のオーディションについて語ったり、ミッキー・ロークが「Bullet / ハード・ブレット/仁義なき銃弾 (1996)」の撮影秘話と語ったりしてます。話を聞けて一番良かったと思ったのが、あの有名になったトゥパックの最後の写真を撮った人の話が聞けた事。写真では死を知っていたかのようななんともいえない無表情な顔をしていたトゥパックに見えたが、実際にはいつも通りの一般人にも気さくなトゥパックだったらしい。 トゥパックがマイクの試合に行く前に20分で作り上げたマイクの為の曲。つまりトゥパックにとっての最後の曲。 (1019本目) |
●● トリビア ESPNが製作の「30 for 30」スポーツショートドキュメンタリーの1作品。マイク・タイソンの試合をラスベガスに見に来ていたラッパーのトゥパック・シャクール。彼はその帰り道に銃によって何者かに殺された。その日のドキュメンタリー。監督は「Biker Boyz / バイカーボーイズ (2003)」のレジー・ロック・バイスウッド。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1427321/http://en.wikipedia.org/wiki/30_for_30 Not available from Allcinema |
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