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●● レビュー "This stuff is starting now, It's the same feeling"ハーパー(テイ・ディグス)は自身の本の出版が迫り忙しかったが、大学時代の友人で今はプロフットボーラーのランス(モリス・チェスナット)が自分の大学時代の新聞部の友人ミア(モニカ・カルホーン)と結婚するので、「ベストマン」に選ばれ、NYへ行く事になっていた。ハーパーの恋人ロビン(サナー・レイサン)は後から式に参加する予定で、空港には仲間のジュリアン(ハロルド・ペリヌー)が迎えに来てくれた。途中2人は、共通の友人ジョーダン(ニア・ロング)を迎えに行ったが、ハーパーはまだ発売前の自分の本が、彼等に読まれている事を知る。それはハーパーにとって気まずかった。なぜなら大学時代の自分達の事を書いており、大きな秘密が書かれていたからだった... 制作は1999年だが、90年代というよりも、ゼロ世代を代表するようなロマンチック・コメディ。しかも上級者編である。設定も黒人のミドルクラスというのも良かった。だからと言って気取り過ぎてはおらず、台詞は20代半ばから30代頭位までの人々の等身大だ。テレンス・ハワードが演じたクイントンは未だ定職につかず、やりたい事も決まっていなかったりするし、ジュリアンのキャラクターは夢を追いかけて、恵まれてはいないけれど、充実している感じもいい。その一方でジョーダンやランスやハーパーのように成功している者もいる。現実的である。 男目線の結婚や女性が語られているが、それでも時代を反映する台詞に設定。何よりも俳優達がそんな人々を俳優達が活き活きと演じているので爽やか。これがゼロ世代のロマンチックコメディだ! (Reviewed >> Unknown, 10/25/01, 11/2/13:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 もうすぐ続編「The Best Man Holiday / 日本未公開 (2013)」が公開なので、その予習と感想を書いてなかったので、それもあって久々に最初から観ました!何か久々に観たら、あれ?前に見たときよりも面白く感じちゃってる自分が居る!前見たときには苦手だったキャラが、本当はなんだか良いキャラだったんだ!と気付いた自分が居る...ま、今回の予習は誰と誰がくっ付いていたんだっけ?という確認もありました。 ハーパー(テイ・ディグス)はもうすぐ本「アンフィニッシュド・ビジネス」を出版予定で、オプラ・ウィンフリーの「オプラ・ブック・クラブ」にも選ばれる予定。これに選ばれると、オプラ信者の女性達が買い漁るのでベストセラーは間違いなし!という事で、これから順風満帆な人生が待っていた。しかも美しい彼女ロビン(サナー・レイサン)も居た。でもロビンは結婚を望んでいたが、ハーパーはまだその気はなかった。そしてハーパーは大学時代の友人でプロフットボーラーのランス(モリス・チェスナット)の結婚式で「ベストマン」をする予定で、ニューヨークに向かった。空港で別の友人ジュリアン(ハロルド・ペリヌー)が迎えに来てくれていた。ジュリアンは恋人シェルビー(メリッサ・デ・ソーサ)に完全にコントロールされていた。そしてジュリアンと話していると、どうもハーパーの本の内容を知っていることを示唆するような感じだった。まだ出版前で手にするのは不可能。どうもおかしい...と思っていた。そしてその足で2人は、TV界で活躍しているジョーダン(ニア・ロング)を迎えに行く。ジョーダンとハーパーは付き合ってはいなかったが、昔、その寸前までいった事があったのだった。ハーパーもジョーダンも何となくお互いを気にしていたのだ。そしてランスを交えて、クラブでパフォーマンスしているクイントン(テレンス・ハワード)に会いに行く。その帰りに、ランスの新居にみんなで行く。そこにはランスのフィアンセのミア(モニカ・カルホーン)が居た。ミアは、ハーパーと一緒に大学の新聞部に居た仲間だった。彼等はハーパーが書いた「アンフィニッシュド・ビジネス」を巡り、結婚前に終わらせるべき事があったのだった... 前観た時には、とにかくテレンス・ハワードのクイントンとメリッサ・デ・ソーサのシェルビーが苦手でした。でも今回改めて観てみると、その2人がいかに素晴らしいのか、よーく分かりました!ああいうキャラがいるからこそ、別のいい子ちゃんキャラが映える。テレンス・ハワードは最近は泣きの演技で有名だけど、この頃はこういういやらしくて性格悪い男が得意だったよね。やっぱりそっち路線の方が彼にとっても良いんじゃないか!と思う。この映画は彼が居たからこそ良いね。ランスを説得させるシーンはさすが!ですよ。メリッサ・デ・ソーサのシェルビーは男に嫌われる役かもだけど、女の私には男友達と遊びに行って寂しい彼女の気持ち分かるよwwwって、思いながら観ていたわ。そのシェルビーがクイントンに結婚式でいじめられる?シーンが可愛いよね。続編の予告観ると、またシェルビーがやってくれているようなので、楽しみですわ! 所でこの映画は男達からの「Waiting to Exhale / ため息つかせて (1995)」へのアンサー映画とも言われている。男達でポーカーしながら、トラッシュトークしているのがいいよね。男の人たちって、すぐ喧嘩になっちゃうけど!あとは、ランスが「俺の強情なち○ぽのせいでー!」で叫ぶシーンも好きです。 そしてこの映画は音楽が最初から良い!オープニングのザ・ルーツ、途中のスティービー・ワンダーに、キャメオの「キャンディ」!でもスティービーとキャメオの曲はサントラに入ってないんだよね。残念ー。 この映画と「The Wood / ソウル・メイト (1999)」は同時期に公開されて、内容も何となく似ていて、出演者も結構被ってる。こっちの方がオリジナル色が強い気がしていたんだけど、実際には「ソウル・メイト」の方が先。「ソウル・メイト」にはノスタルジック色が強くて、「Love & Basketball / ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム (2000)」に影響。こちらはミドルクラスの黒人の若者達の恋愛という事で、「The Brothers / 日本未公開 (2001)」、「Two Can Play That Game / 日本未公開 (2001)」、「Brown Sugar / ブラウン・シュガー (2002)」、「Breakin’ All the Rules / 恋のトリセツ ~別れ編~ (2004)」等に影響を及ぼしている。ちなみに「ブラウン・シュガー」の監督は「ソウル・メイト」のリック・ファムュイワ。という事で、この映画とリック・ファムュイワは、ゼロ世代のロマンチックコメディの基礎を作った。 という事で、今回はテレンス・ハワードのいやらしい男キャラの復活しているのか?というのも楽しみだし、メリッサ・デ・ソーサがまた引っ掻き回してくれていそうなのも楽しみ!とにかく早く見たいよー!!! (1170本目) |
●● トリビア スパイク・リーの従兄弟マルコム・リーが監督を務めた事で話題になった。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. What You Want - The Roots2. Let's Not Play The Game - Maxwell 3. After All Is Said And Done - Beyonce/Marc Nelson 4. Poetry Girl - Eric Benet 5. Liar, Liar - Latocha Scott 6. Best Man - Faith Evans 7. Beautiful Girl - Kenny Lattimore 8. Hit It Up - Sporty Thievz 9. Turn Your Lights Down Low - Lauryn Hill/Bob Marley 10. Untitled - Me'Shell Ndegeocello 11. As My Girl - Maxwell 12. Wherever You Go - Sygnature 13. When The Shades Go Down - Allure 14. The Best Man I Can Be - Ginuwine/R.L./Tyrese/Case Soundtracks from Amazon.co.jp |
●● 関連記事 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0168501/http://en.wikipedia.org/wiki/The_Best_Man_%281999_film%29 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=236017 |
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