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●● レビュー エディ・マーフィの教科書。ビンゴ・ロング(ビリー・ディ・ウィリアムス)とレオン・カーター(ジェームス・アール・ジョーンズ)は、ニグロ・リーグの最大のライバルであり、大親友でもあった。メジャー・リーグの人種の壁で、ニグロ・リーグでしかプレイ出来ない彼等は、オーナー達のやりたい放題で、少ない賃金と雑な扱いを受けていた。ロングは、そんな扱いを目の辺りにし、レオンの助言により、自分達のチームを作る事を思い立つ。ロングとカーターの人脈により、最強のオールスターチームが生まれるが、オーナー達の悪い手が行く手を阻む。 フィクションとは思えない位に、オープニングから最後まで、1930年代がキッチリ再現されていて、伝記映画じゃないかと錯覚をする位だ。また、しっかりとしたストーリーが、ビンゴ・ロングやレオン・カーターという人物にクギ付けにし、「実在した人物達だったらいいのに」とまで思わせる程だ。また野球のチームという大所帯のキャラクター達も、それぞれ違った良さがあって、飽きさせない。その1人である、リチャード・プライヤーが出ているせいか、ある事を思い出させる。エディ・マーフィだ。リチャード・プライヤーは、エディ・マーフィにとってのアイドル。この作品のアイデアが、「Life/エディ&マーティンの逃走人生」でも使われているように思えたし、エディ・マーフィが監督した「Harlem Night/ハーレム・ナイト」でも使われていたように思えた。7変化が得意なエディ・マーフィ、リチャード・プライヤーもプチ7変化をこの作品で見せている。 あのエディ・マーフィがお手本にするだけの物が沢山詰まっている、面白すぎる映画。フィクションなのが残念な位だ。 (Reviewed >> 6/22/05:DVDにて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア 1930年代の黒人野球チームのお話。伝記映画をやらせたら右に出るものはいない、ビリー・ディ・ウィリアムスが主人公を演じる。共演には、ジェームス・アール・ジョーンズと、リチャード・プライヤー。と、とっても豪華作品。プロデューサーの名前に、ビリー・ディ・ウィリアムスとは、ダイアナ・ロス主演の映画「Mahogany」で一緒に仕事をしたり、最近では「ワイルド・スピード/Fast and Furious」や「XXX」を成功させたロブ・コーエン。監督は「張り込み」のジョン・バダム。 「Inkwell」では、この映画が劇中の映画館で公開中だった。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 >> Writers Guild of America, USA 1977 Nominated (Screen) Best Comedy Adapted from Another Medium |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0074207/http://en.wikipedia.org/wiki/The_Bingo_Long_Traveling_All-Stars_%26_Motor_Kings Not available from Allcinema |
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