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●● レビュー ジェイミー・フォックスとガブリエル・ユニオンの今後。ジェイミー・フォックスは、続く新作でトム・クルーズと共演した「コラテラル」で、既にオスカー助演候補の声が高い。そればかりか、自身が主演の「Ray」では、故レイ・チャールズを演じ、オスカーの主演ノミネートか?とも言われている。音楽でも才能を発揮する彼はトゥイスタとカンイェ・ウエストと共演した曲「Slow Jam」でも大ヒットを飛ばした。今、正にフォックスの時代だ。そんな彼の才能が見れる作品だ。確かに、フォックスは、デンゼル・ワシントンのように、皆が認めるカッコいいルックスでは無いかもしれない。けれど、この映画でのフォックスは、最高にカッコいい、熱い。オーラに包まれたような彼の姿をスクリーンで見ると、他の共演者とは何か違う存在感を明らかに感じる。 その相手役を務めたガブリエル・ユニオン。いつもは、彼女の魅力に気が付かなかった私だけど、今回の彼女はとってもチャーミング。素朴な演技が良かった。髪を切った時の表情もいい。いつもバービー人形みたいな演技だったから、やっと人間らしい彼女が見れた気がする。 今回何よりもこの映画にピッタリだったのが、へザー・ヘッドリーの歌。最高に映画を盛り上げていた。 けれど、こういうロマンチックコメディで必ず見るガブリエル・ユニオンとモリス・チェスナット。この2人を見ると、どうしても全て「同じ映画」に見えてしまうのが残念。確かに2人とも、この手の映画にピッタリな2人ではあるけれど、毎回では、観客はデジャブを感じる。 ロマンチック・コメディこそ、早く全てのルールを破って(Breakin’All the Rule)、早く新しい何か違う物を見たいと感じた。 (Reviewed >> 7/21/04) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア ジェイミー・フォックス主演のラブコメディ。ラブコメディの常連、モリス・チェスナットとガブリエル・ユニオンが脇を固める。 プロデューサーのリサ・トーネルは、「Igby Goes Down」っていう、キーラン・カルキンがゴールデン・グローブ賞にノミネートされた作品も手がけた人でもある。 ちなみに邦題の「トリセツ」は、取り扱い説明書の略。「トリセツ」という深夜番組からきている様子。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 * The BEST OF SOUL2004 Won MVP : Jamie Foxx |
●● サウンドトラック 1. "C'mon" - Mystikal2. "Head to Head" - Lester 3. "I Know What You Want" - Busta Rhymes featuring Mariah Carey and The Flipmode Squad 4. "Atomic Dog" - George Clinton 5. "Tipsy" - J-Kwon 6. "Keep on Holdin' on" - Marcus Miller 7. "He is" - Heather Headley 8. "Down n tha Dirty" - Pretty Tony Soundtracks not available |
●● 関連記事 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0349169/http://en.wikipedia.org/wiki/Breakin%27_All_the_Rules http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=320850 |
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