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●● レビュー Boys to Menエース(ドグラス・シルバ)は18歳にしてよちよち歩きの息子クレイトンと妻クリスが居た。しかしリオデジャネイロのファヴェーラ(スラム)に住み、暮らしは良くなかった。小さい頃からいつも一緒で兄弟のような親友のウォレス(ダルラン・クーニャ)が18歳の誕生日にIDを取得する事になり、そこに父親の名前が記載できない事を悔やんでいた。彼も他のファヴェーラの若者と同じく、父親の顔も名前も知らなかったのだ。エースのアイデアにより、父を探す事になるが... 前作「シティ・オブ・ゴッド」の兄弟映画。続編ではないが、「シティ・オブ・ゴッド」に出演していた子役2人が主役を演じている。エースを演じたドグラス・シルバの方は、リトル・ダイスを演じ、日本での公開時の映画ポスターで、あどけなさが残る顔に狂気溢れる表情が印象的だったあの少年だ。そのタイトルが「ゴット(神)」から「メン(男達)」に変わった。その理由が良く分かる。18歳の2人の少年を通して見る「ファヴェーラ(スラム)」。その内容とかから何となく90年代のアメリカ映画「サウスセントラル」をふと思い出した。物語は全く違うのだけど、スラム街での悪循環みたいのは似てるのかもとも思った。その悪循環の断ち切り方みたいのは、この映画のラストが答えを出しているように思える。簡単な事なのだけど、その中に居ると中々難しい事。 今回は「街」というよりも、「男達」がメインテーマだったように思える。よりドラマチックで、物語の内容がしっかりしている。少年たちが銃を取るという衝撃的だった「シティ・オブ・ゴッド」が、ラストも含めてより大人な内容になっているような気がした。 銃を取る事も簡単かもしれないが、置く事も簡単だと言う事。この世の中で何が一番大事かを教えてくれる作品。 *(役名は、アメリカ公開の英語字幕に合わせています) (Reviewed >> 7/01/08:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア アカデミー賞ノミネート等の高い評価を受けた「シティ・オブ・ゴッド」の続編のような作品。フェルナンド・メイレレスは監督をしていないが、製作で参加している。同名のドラマがブラジル国内で大ヒットし、映画となった。主役の2人共に「シティ・オブ・ゴッド」にも参加している。エースを演じたドグラス・シルバは、「シティ・オブ・ゴッド」ではリル・ダイスを演じている。 アメリカでは1月18日から限定公開予定。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. Madrugado No Mar 2. Vietnam a Brasileira 3. Nefasto 4. O Polgamo 5. Fuga 6. Cad o Clayton 7. O Pai E o Filho 8. Radio 9. Heraldo Disse No 10. Foto Vazia 11. Heraldo e a Memria 12. Guerra e a Paz 13. Memria 14. O Ipod da Mina 15. Laranjinha e Acerola 16. Dub-Love (Dub do Amor) 17. Agora Adultos 18. Cidade Dos Homens (Corpo Fechado) Soundtracks from Amazon.co.jp |
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●● インフォサイト http://imdb.com/title/tt0870090/http://en.wikipedia.org/wiki/City_of_Men_%28film%29 http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=330469 |
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