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Cast >>Jesse Eisenberg (Simon / James), Mia Wasikowska (Hannah), Gemma Chan, Sally Hawkins (Receptionist), Craig Roberts (Detective), Yasmin Paige (Melanie Papadopoulos) ...
Director >>Richard Ayoade
Writer >>Richard Ayoade, Avi Korine, Fyodor Dostoyevsky (Book)
Producer >>Michael Caine, Graeme Cox, Robin C. Fox, Amina Dasmal
Genre >>Comedy
Country >>UK
Release (JP) >>11 / 08 / 2014

 総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>5 演出 >>5 音楽 >>4

 レビュー
"I like to think I'm pretty unique"
サイモン・ジェームス(ジェシー・アイゼンバーグ)は冴えない男だった。同じ会社のハンナ(ミア・ワシコウスカ)が好きだが告白できる訳でもなく、ただ向かいのアパートに住んでいるハンナを望遠鏡で覗くばかりであった。会社でも全く存在感がなく、いつものダイナーでもウエイトレスに高圧的な態度を取られても何も言い返せなかった。ある日、ハンナの上の階の窓から男性が飛び降り自殺し、いつものようにハンナを覗いていたサイモンは目撃した。男はハンナのストーカーだった。ハンナは私に惚れる男は変態ばかり!とサイモンに嘆く。ある日、会社にジェームス・サイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)というサイモンにそっくりなドッペルゲンガーの男が入ってきた。サイモンと顔や姿は同じでも、全く性格の違うジェームス。会社でも存在感を現し、ハンナもジェームスに惹かれていくが...

『サブマリン』にてウェールズの少年の悲哀をコミカルに描いたリチャード・アイオアディの最新作。なんとドストエフスキーの『二重人格』を元に制作した。この日本の歌謡曲が2度も3度も流れる独特な雰囲気に最初は慣れず、物語を掴み取るまで時間が掛かったが、一度ハマってしまうと抜け出せなくなる不思議な作品であった。主人公が働く会社の雰囲気が80年代のチープなSF風デザインだったのも、なんだか主人公をジリジリと追い込んでいる感じがあって面白い。一人二役だったジェシー・アイゼンバーグの情けないサイモンの方を演じている時が、本当に情けなく悲哀たっぷりで、観客は思わず同情してしまうしかない程までだ。ピアスの複線は思わずうわ!と泣いてしまいそうになる。そして何でも器用に出来るジェームスの方を演じている時には、本当に憎たらしく思えるから、アイゼンバーグの器用さを垣間見た。

とてつもなく切なく暗いストーリーなのに、アイオアディらしいユーモアを入れてきたところが救われる。色んな複線が見事に繋がるラストはお見事!
(Reviewed >> 9/29/14:DVDにて鑑賞)

 100本映画
東京国際映画祭で上映された時には「ザ・ダブル/分身」というタイトルで上映された、イギリス出身のリチャード・アイオアディ監督の最新作!しかもジェシー・アイゼンバーグが主演で一人二役!やほー!アイオアディ監督の独特なセンスとユーモアが大好き。前作の『Submarine / サブマリン (2010)』とかチャーミング過ぎで大好き。まあ所謂黒人色が強い「ブラザー」的な作品は全く作らないけれど、それもまた彼の個性というかアイデンティティであり、そういう人が居ても当然ですしね。この映画も途中までは、うーん思っていた感じと違う!奇妙と思っていたけれど、どのタイミングか分からないけど、急に物語に引き込まれてしまいましたね。笑い所もあって最高です!

ガラ空きの電車の中。男は女を見つめていた。そして知らぬ男から「そこは俺の場所だ」と言われ、席を離れた。仕方なく別の場所に行き立っていた。そして自分の降りる駅についたが、入り口でちょうど荷物を積んでいて、出る事が出来なかった。なんとかギリギリ降りれたが、カバンをドアに挟んでしまい、自分の手元に残ったのはハンドルだけ。カバンの中身は電車と共に去ってしまった。電車の改札が勤めている会社の入り口でもあり、IDカードをカバンに入れていたので入る事が出来なかった。警備員に「毎日来ているだろ?サイモン・ジェームス(ジェシー・アイゼンバーグ)だ!」と言ってみたが、「知らねーよ!ID無いなら書類書け」と一蹴されてしまう。先に行ってしまった女性を追いかけるも、書類で手間取り、エレベーターで先に行かれてしまった。サイモンは家に帰れば、望遠鏡で向かいのアパートを覗いていた。朝も見つめていた同じ会社で働く女性ハンナ(ミア・ワシコウスカ)だった。自信のないサイモンは彼女に話しかける事すら出来なかった。出来る事は望遠鏡で彼女を覗く事、そして彼女の捨てた紙切れを集める事くらい。そして、そんなハンナの住むアパートから男が飛び降りた。その男と望遠鏡越しに目があったサイモンは、急いで外に出る。ハンナは「私はいつも変な男に追いかけられるの」と、その男はハンナのストーカーだった。ハンナとの恋も全く進展しない中、会社にジェームス・サイモン(ジェシー・アイゼンバーグ)がやってくる。顔も体格もまったくサイモンと同じドッペルゲンガーだった!しかし性格だけは全くの逆で、積極的で女性にはモテモテ。サイモンのハンナへの気持ちを知ったジェームスは、ハンナさえも奪っていくが...

なんていうか、こういう冴えない男の悲哀を見せるのが上手いんだよね、ジェシー・アイゼンバーグという男は!!同情まではしないんだけど、構ってあげたいなーっていう、母性本能がついつい出てきちゃう。んもう!サイモンの時には本当に切ないわー。でもハンナを思う気持ちは一途。ストーカーであるものの、何だかまあ嫌な感じがしないのが、ジェシー・アイゼンバーグだね。でもアカデミー賞にノミネートされたからなのか?ちょっとだけカッコ良く男前に化けてきたというか、微妙に前よりハンサムになってきた気がした。男の自信ってやつですかね?それでもこんな切ない役も上手くやりよるよ、この男は!それでいて、ジェームスの時には本当に憎たらしいからね!でも順風満帆のジェームスでも、何か影があるのがアイゼンバーグの上手さだよね。それはハンナ役のミア・ワシコウスカも同じかな。可愛いヒロインなんだけど、かなり闇が濃い、危うい女性。

そして日本人なら気になるのが音楽!日本のムード歌謡がたっぷり使われておりますのよ。それもこの映画の独特な雰囲気を醸し出した名脇役。あの日本の曲に合わせてアイゼンバーグも踊るよ。でも最後だけなんで韓国語?中国語?の歌謡だったんだろう?最後も日本のでまとめて欲しかったかな?そして、セットも良いよね。会社は、チープな70・80年代SF風でやたらと大きな機械ばかり。なんていうか、スライ隊長とかデビット・キャラダインの方の『デス・レース2000年』を思わせるデザイン。そんな環境にいるサイモンやハンナがジリジリと追い詰められている感じが最高ですな。そして色んな複線が最後に見事に回収されているのもいい!『サブマリン』の主人公の少年が若い警官役で、彼らの会話まで回収されているからね。お見事!ラストの台詞も含めてみんな好き!最高!!原作というか...ドストエフスキーの『二重人格』を元に制作された。ジェームスはサイモンの幻覚なのか、なんなのか?ふふふ。アイオアディ、やりましたな!『サブマリン』に続き、この映画で完全にアイオアディのファンになったわ!ってか、日本ではアヨエイドとか間違った表記されていたけれど、やっとアイオアディという納得の表記になって、私は本当に嬉しいよ!日本の英語教育は音声学にもっと力を入れたほうがいい!後は、打倒カニエ!Kanyeがカニエな訳ないじゃん。

あ、あと、脇が豪華!クリス・オダウト、ここにも!!あ、アイオアディと『ハイっ、こちらIT課!』っていうTVシリーズで一緒だったんだね。

 トリビア
「Submarine / サブマリン (2010) 」のリチャード・アイオアディ監督の新作。「ソーシャルネットワーク」で活躍したジェシー・アイゼンバーグが主演。ドストエフスキーの『二重人格』を元に制作。
日本では東京国際映画祭にて上映。その時には『ザ・ダブル/分身』のタイトル。一般公開時に『嗤う分身』に変更。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt1825157/
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Double_(2013_film)
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=347076

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Last Modified: 2012-03-07
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