1945
Cast >>Omari Hardwick (Malik), Henry Brown (Moses), Tessa Thompson (Claire), Corey Jackson (Sonny), Mo (Yousef), Marjorie Shears (Mary / Grandmother) ...
Director >>Carmen Madden
Writer >>Carmen Madden
Producer >>Carmen Madden, Monte Schulz
Genre >>Drama
Country >>USA

 総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>4 演出 >>4 音楽 >>5

 レビュー
It's time to Oakland Stroke!
オークランドの住宅街で銃声が鳴り響いた。男は小さな娘を守る事は出来たが、娘の母親を守り事は出来ずに、彼女は地面に倒れた... モーゼス(ヘンリー・ブラウン)はいつもその夢にうなされていた。モーゼスはオークランドでお店を営み、障害を持つソニー(コリー・ジャクソン)を雇い息子のように面倒を見ていた。しかしその事が理由で銀行からのローンを断られてしまった。モーゼスは近所に住む年配の女性とクレア(テッサ・トンプソン)には店のものを無料で渡していた。そこにやってきたのが、モスリムだと名乗るマリク(オマリ・ハードウィック)だった。彼は自家製のパイを店において貰いたいとモーゼスに頼む。その代わり、店舗改装資金60000ドルを渡すが...

オークランドを舞台にしたメロドラマ。タイトル通りに、なんて事ない普通の黒人男性を描いている。しかしその何てことない黒人男性でいる事というのが難しいのが、スラム街だったりする。モーゼスは若い頃に失敗や間違いもしたからこそ、何てことない黒人男性でありたいと思っている。その間違いを償う為に、進んで良い行いをしようと必死だ。それ故に殻に閉じこもってしまう事もある。それでもやはりモーゼスもまた間違いを犯す。ちょっとした失敗が彼を追い詰める。でも今度こそは立ち上がる事になる。それらをやや感傷的に描き過ぎている感じは受けるが、分かりやすく作っているので感動は出来る。

オークランドで何てことない黒人男性でいる事の難しさ。それが一番この物語の切ない部分。黒人男性の叫び声がここに詰まっている。
(Reviewed >> 2/7/11:DVDにて鑑賞)

 100本映画
For Colored Girls / 日本未公開 (2010)」でメッチャ可愛かったテッサ・トンプソンが出演しているインディペンデンス映画。これまた「For Colored Girls / 日本未公開 (2010)」ではメッチャ悪かったオマリ・ハードウィックが共演。ここでもメッチャ悪い。というか、彼はメッチャ悪い奴をやらせたら天下一品。「キックアス」では普通の元同僚だったけどね。ああいう役よりも悪役やれば「キック・アス」でも目立つ事が出来たかもね。クロエ・モレッツちゃんにお尻蹴られちゃえば良かったのよ!

カリフォルニアのオークランドが舞台。音楽だったらトニー・トニー・トニーとか、ラップならトゥー・ショートとかスパイス1とか、後は懐かしいMCハマーとか...実はこの中の誰かがプロデューサーで映画に参加してます。でもオークランドと言ったら、やっぱりブラックパンサー党ですよね。でも全然関係ないです、この映画には。オマリ・ハードウィックはブラックパンサーじゃなくて、ネイション・オブ・イスラム教徒のマリク役。でも実はネイション・オブ・イスラムを隠れ蓑に悪い事をしているのです。ネイション・オブ・イスラムといえば、ビーンパイ。パイを売ってるんですが、実はパイじゃない...みたいな。でもタイトルの「Everyday Black Man(普通の黒人の男)」である主役は、そのオークランドの町の一角で果物や野菜等を置いている小さな商店をやっているモーゼスという男。40代、いや50代位かな?彼はソニーという吃音の男の子を雇い面倒を見ている。まあ、街の気のいいオッサンなんです。その店によく訪れて、モーゼスがいつも店の物を無料で渡しているのが、テッサ・トンプソン演じるクレア。クレアはおばあちゃんと2人暮らし。モーゼスはおばあちゃんにもそのようにしてきたが、今は病院に入院中。クレアのママは小さい頃に亡くなっていて、父親には会った事もない。マリクは、そのモーゼスの店でパイを置いて欲しいと頼みにやってくるのです。モーゼスの店も古くなってたし、余り上手くいっていないのもあって、お金が必要。でも銀行からは融資を断られる。マリクはなぜかそのお金を融資するから、パイを置いて欲しいと言ってくる。店にクレアが居たので、クレアとマリクは惹かれ合う。でもマリクの本性が明らかになってきて...というストーリーです。

ところで、この映画はトニー・トニー・トニーのドゥエイン・ウィギンスが共同プロデューサーとして参加してます!なので、やたらと音楽がいい!!オークランドやね...と思わせてくれます。しかし、本当にオマリ・ハードウィックが悪いのよー。途中は、可愛いテッサ・トンプソンとの激しいキスシーン(右上参照)で良いねーと思わせてくれたのに...というかさ、最初の方は私もすっかり騙されていた訳ですよ!「キック・アス2」では悪役になぜか変身していて、キックガールと対戦してくれないかしらね!!キックガールがやらないなら、私がやるよ!一時期はMichael Beach (マイケル・ビーチ)が、こういう役を演じていたけれど、今はオマリ・ハードウィックに世代交代ね。マイケル・ビーチが目じゃない位の悪よ。テッサ・トンプソンは横顔がたまにリアーナ。どんな服装でも可愛い。楽しみ。それにしても、ソニー君が切なすぎる...

ちなみにこの映画もカーメン・マッデン(Carmen Madden)という黒人女性が監督です!ね、女流監督の波が来てますでしょー。

 トリビア
タイラー・ペリーの「For Colored Girls」に出演していたオマリ・ハードウィックとテッサ・トンプソンが主演のインディ作品。Tony Toni Toneのドゥエイン・ウィギンスが映画の製作総指揮と音楽を担当している。

 その他

 受賞歴

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Last Modified: 2011-01-09
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