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●● レビュー "Love is worth everything. Everything"(Reviewed >> 5/30/17:劇場にて鑑賞) |
●● 100本映画 新しい形のティーン恋愛ドラマ『Everything, Everything』ティーン恋愛ドラマって確かにこの年齢で見に行くのはちょっとキツイ。「ババアが1人で見てる」と後ろ指刺されそうで劇場で見るのは本当に恐怖。でもね、好きなの。しかもこの映画の監督も原作も黒人女性。黒人女性と日本人女性って確実に日本の少女漫画展開が好き!というのが、長年研究した私の仮説。『Love & Basketball / ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム (2000)』や『Beyond the Lights / 日本未公開 (2014)』のジーナ・プリンス=バイスウッドが私が最も信頼している少女漫画系監督で、『Belle / ベル ~ある伯爵令嬢の恋~ (2014)』のアマ・アサンテ監督、TVシリーズ『Underground / アンダーグラウンド (2016-Present)』の脚本家ミーシャ・グリーンにも期待している。この映画も漫画「タッチ」のように、お隣さん同士でしかも部屋が向き合っているパターンと聞いて、そりゃ恥を捨てて映画館に行くよね。 18歳の誕生日を迎える女の子マディが主役。彼女は極度なアレルギー体質で外に出る事すら出来ない。完璧に設備が整えられた部屋に閉じこもっている。マディの父と弟は交通事故で亡くなり、マディの母は医者なので収入があり、2人で暮らしている。母が仕事中に来るのがカーラというケアワーカーの女性でもう15年も一緒。そんな中、隣の家に引っ越してきたのがオーリーという同じ年ごろの男の子が居る家族。マディにとっては久々に見る同世代の男性。ワン・ダイレクションに居そうなルックスの男の子に釘づけになる。しかもその年ごろ特有のユーモアもある。オーリーも部屋に閉じこもっているマディに興味を持つ。2人は窓越しに会話するようになり...ぁああああ.... この映画で一番評価したいのが、2人の恋の障害がマディの病気という事で、2人の人種の違いじゃない点!というか、劇中でその人種の違いを全く触れない所が良い!全くですよ。2人の人種がどうとか関係ないから触れない。そんな所が新しいなーと。新鮮。ポスト・オバマだねと新しい風を感じましたよ。清々しい新しい風。 マディを演じたアマンドラ・ステンバーグがとにかく可愛い!恋に積極的なのが良かった。オーリー役のニック・ロビンソンもあの位の年ごろ感が良いね。と、2人の魅力が堪能出来る。オーリーの窓芸(窓越しの会話を私はこう呼ぶ)もお茶目な時とロマンチックな時もあり最高だったよ!恋に落ちる2人がお隣さんに逃避行と私が好きな要素がたっぷりでした。でもオチがぁあああ!原因になったその気持ちは分かるよ。分かる。でも酷過ぎるだろ!と思ってしまいましたね。完全に人生狂わせている。 それにしても『Kicks / 日本未公開 (2016)』もだったけれど、主人公の少年・少女の夢や希望のメタファーとしてのスペースマンブームを感じました。 (1554本目) |
●● トリビア 『Jean of the Joneses』で監督デビューしたカナダ出身のステラ・メギーの作品。『ハンガー・ゲーム』のアマンドラ・ステンバーグ主演。極度のアレルギーの為、外に出れない女の子が隣に引っ越してきた男の子と会話をするようになり... 原作は2015年に発売されベストセラーになった二コラ・ンの同タイトルの小説「Everything,Everything わたしと世界のあいだに」。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt5001718/https://en.wikipedia.org/wiki/Everything,_Everything_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=361222 |
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