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Cast >>Bernie Casey (Tyrone Tackett), Pam Grier (Gozelda), Lisa Moore (Laural Garfoot), Roger E. Mosley (Huey) ...
Director >>George Armitage
Writer >>Ted Lewis (novel), George Armitage
Producer >>Gene Corman
Genre >>Action
Country >>USA

 総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>4 演出 >>4 音楽 >>5

 レビュー
Hit Man, Hit Man whatchu gonna do 'bout the situation?
タイロン・タケット(バーニー・ケーシー)は、兄が死んだという知らせを受けて、オークランドから久々にロサンジェルスの街に戻ってきた。知らせをくれた売春婦で兄の恋人の女の所に行くが、どうもつけられている。兄の娘ロシェル(キャンディ・オール)に会いに行き、一緒にオークランドで暮らそうと話すが、友達がいるのでロサンジェルスに居たいと断られる。兄の死に疑問を抱いたタイロンは、兄の友人等の助けを借りて、独自に捜査していくと、街の大物やポルノ会社に結びついていき...

70年代にブラックスプロイテーション映画の主役として活躍した元フットボール選手バーニー・ケーシーの出世作。この映画が公開された前年度にイギリスで公開されたマイケル・ケインの「狙撃者」のリメイク。そしてパム・グリアが主役を張る前の出演作としても知られている。プロデューサーはパム・グリアを一躍スターにしたロジャー・コーマンの弟ジーン・コーマン。
物語はブラックスプロイテーションの原型とも言うべき「復讐」物語。バーニー・ケーシーもジム・ブラウン同様に元フットボール選手なので、そのマッチョイズム溢れたアクションと性的神話に満ち溢れた作品。そして何と言っても、そのロケーションが個性的。ワッツタワーが舞台になるだけで、この映画の個性となってしまうのである。そして最後のロサンジェルス港での大スペクタクルな捕り物劇は最高だ。

アフロ、車、銃、ソウル、女、パム・グリア、裸、ライオン、ブラック・パワー、裏社会、暴力に復讐。70年代ブラックスプロイテーションの原型が全てつまっている。
(Reviewed >> 7/26/13:TV放映にて鑑賞)

 100本映画
パム・グリア嬢の「Coffy / コフィー (1973)」前の作品でまだ主演ではなくて脇役時代、そしてバーニー・ケイシーの初主演映画でもある作品。監督は、ジョージ・アミテージという白人のおっちゃんで、制作者がジーン・コーマン。そうコーマンだから、あのロジャー・コーマンの弟だね。という事で、ゴリゴリのブラックスプロイテーション映画だね。

この映画は前年度にイギリスで制作されたマイケル・ケインの「狙撃者」のブラックスプロイテーション版。後にあのシルベスター・スタローンも2000年にリメイクしている作品。

兄弟が殺されたので、地元に戻ってくる。主演のタイロン・タケット(バーニー・ケイシー)はあまり似合っていない大きなアフロにむりやり帽子を被って、飛行機でオーランドから故郷ロサンジェルスに戻ってくる。空港から知らせをくれた兄の彼女である娼婦の女がいる売春宿に行くが、どうも空港からつけられている。兄の家に行くも、いる筈の兄の娘ロシェル(キャンディ・オール)も居ない。窓から外を覗くと「やっぱりつけられてるぅーーー!」と、兄との思い出がつまったショットガンを持って出て行く。兄の亡き骸と再会。アルコールが原因で亡くなったと言われるが、どうも腑に落ちない。しかも兄の友だちだというヒューイ(ロジャー・E・モーズリー)がやってくるが、どうも嘘くさいじゃん!!兄の本当の友だちであるシャーウッド(サム・ロウズ)と飲んだくれて話していると、やっぱり兄は誰かに殺されたんじゃないかと思われる。しかもなぜかタイロンを襲ってくるヒューイ。昔、ちょっと知り合いだったジートという、今は大物の悪に会いに行く。そこで会ったのが、ポルノ女優のゴゼルダ(パム・グリア)。日本の下駄も見事に履きこなすイケイケ女子。どうやら、ポルノ映画界のボスであるシアティス(エド・キャンブリッジ)って男が兄と何かあったらしい...

という事で、弟の復讐劇が始まっていく訳です。パム嬢が、悪い子ちゃん。タイロンをポルノ映画館に誘うんだよ!しかもすぐ寝るしw。後は、パム嬢がタイロンをワッツタワーの所から黄色いマスタングで救うの。あれカッコいいね。でもそのマスタングのトランクという悲劇がパム嬢には待ってるけどね。最後の仕打ちは可哀想!凄い死に様だわ。でもね、この映画、なぜか大物ギャングはすぐに死んじゃう。アッサリと。ジートの運転手のシャグって男と最後一騎打ちになるの。そこが多分ロサンジェルス港。このロケーションはカッコいい。

所で、私は「I’m Gonna Git You Sucka / ゴールデン・ヒーロー/最後の聖戦 (1988)」が大好きなのだけど、どうしてその映画でバーニー・ケイシーが準主役のジョン・スレイドなんだろう?とずーーと思っていた。ジム・ブラウンの方がジョン・スレイドじゃないのか?とずーーーーーーっと思ってた。あれだね、「ゴールデン・ヒーロー」はこの映画を元にしているから、この映画の主役のバーニー・ケイシーに花を持たせたんだね。「ゴールデン・ヒーロー」も兄がアルコール...ではなくて、ゴールドチェーンを何者かに一杯つけられて死んだんだよねwww。それで復讐するのが、弟のキーネン・アイヴォリー・ウェイアンズ。でも陸軍に居たっていうのは「Gordon’s War / ゴードンの戦い (1973)」からなんだろうけど。つーか、ジョン・スレイドじゃないのに出てくれたジム・ブラウンは確実にいい奴!外反母趾に悩まされているスペアリブ屋だよ!!やっぱり「ゴールデン・ヒーロー」は名作だね。

バーニー・ケイシーもパム・グリア嬢も好きだけど、どうもロジャー・E・モーズリーも好きなんだなー。この映画では見せ所が無かったのが残念だけど。でもシャーウッドのオヤジを演じたサム・ロウズが良い感じ!ああいうオヤジ居るね。後は「Black Samurai / ブラック・サムライ (1976)」や他の数々のブラックスプロイテーションにも出演していた隠れブラックスプロイテーション女王のマリリン・ジョイも出てるよー。

 トリビア
70年代映画に多数主演し、元フットボール選手だったバーニー・ケーシーが主演した作品。イギリス映画でマイケル・ケインが主演していた「Get Carter/狙撃者」という映画の原作「Get Carter」は、この映画の原作「Jack's Return Home」がリイシューされた時に「Get Carter」となった。なので同じ本が原作となっている。
共演には、70年代映画の女王パム・グリアと「The Mack」のロジャー・E・モーズリー。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック
H. B. Barnum

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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0068704/
http://en.wikipedia.org/wiki/Hit_Man_(film)
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Last Modified: 2008-11-03
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