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●● レビュー 真実の恐ろしさ。真実と向き合う必要があると分かっていても、あまりの恐ろしさに向き合えない時がある。この映画を見た後が、正にそんな感覚だった。インパクトある映像に、力を感じ、恐ろしくなる。それが真実と知ったからには、逃れられない悪夢のようだ。アフリカの小さな国、ルワンダで起きた残虐の真実。 この映画には、真実の映像が多くある。ルワンダで、多くのツチ族と呼ばれる人々が次々と殺されていく姿もそうだし、その殺されている姿をただ見ている事しか出来ないアメリカやヨーロッパから来た人々の顔、また自分の生をお金で買おうとする主人公の緊迫した顔。あまりにもリアリティ過ぎて、怖くなる。そんな真実の演技を見せたのが、ドン・チードル。ほぼ完璧にアフリカン訛りを覚え、アメリカン訛りになってしまったのは、私が気づいたのは1度だけ。 気づかない内に、ヒーローとなった主人公。アメリカにありがちな英雄気取りとは、正反対なのが、ドン・チードルが演じたポールという主人公。苦しみ悩みながらも、人道的に人々を救う。なので、完璧には行かなくて、奥さんに怒られちゃう姿も、真実で素敵だ。 この恐ろしい出来事がルワンダで起きていた1994年、私は一体何をしていたのだろう?そして10年の時を経て、やっと知った事実。たった10年前に、彼らは死と直面していたなんて。ただ、ツチ族というだけで。 人間の恐ろしさを知ると共に、人間として「生」に向かい合うこと、そして真実を知る大事さを映像が教えてくれる映画。 (Reviewed >> 4/10/05:劇場にて観賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア トロント国際映画祭にて、観客賞を受賞した作品。ルワンダで90年代に起きた、マイノリティーであるツチ族の大量虐殺の時、フツ族のホテルマネージャーが、ツチ族の為にホテルを解放し、そこでの壮大なドラマが描かれている。「オーシャンズ11」のドン・チードルが、主演を演じる。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック No InformationSoundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0395169/http://en.wikipedia.org/wiki/Hotel_Rwanda http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=323478 |
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