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●● レビュー Your favorite black romance comedy in this cupid shuffle!サブリナ(ポーラ・パットン)は結婚したい女性だったが、中々思いが通じる男性に会えずにいた。そして結婚するまで禁欲することにした。そんな時サブリナは運転中に不注意で男性に当ててしまう。その男性がジェイソン(ラズ・アロンソ)だった。2人は急速に愛し合うようになり、サブリナが仕事で中国に行く事になったので、ジェイソンはサブリナにプロポーズした。しかしお互いの家族が結婚式まで会えずにいた。サブリナは上流階級で、ジェイソンは労働階級だった。彼等は結婚式で家族が会うが... 久々に素敵なラブコメディ。キュンキュンします。90年代から今までの素敵なブラックムービーのラブコメディを上手く使った感じ。家族の絆と家族の秘密を描いた「ソウルフード」に、マーサズ・ヴィニヤードの上流階級を描いた「ビューティフル・ウェディング」、結婚前のゴタゴタと友情を描いた「ベストマン」と「ソウル・メイト」にエレクトリックスライド派のタイラー・ペリー... それらを小粋にスマートに上手くブレンドしている。ポーラ・パットンの屈託ないチャーミングさに、ラズ・アロンソの白馬に乗った王子様を嫌味なく演じているのが、またこの映画の魅力。アンジェラ・バセットとロレッタ・ディバインというベテラン勢と、ヴァレリー・ぺティフォードとブライアン・ストークス・ミッチェルという舞台俳優がより一層この映画をスマートに見せている。 久々に胸ときめく。プロポーズのシーンは過去最高。羨ましくて胸が高まるこの感じ「Love & Basketball / ワン・オン・ワン (2000) 」以来である。 (Reviewed >> 7/13/11:劇場にて鑑賞) |
●● 100本映画 これもやっと劇場に来たと思ったら、もう来月にはDVDで発売しちゃっていうんだから嫌になっちゃうよね。何かビビる大木ちゃん(でも大木が悪い!By松ちゃん)みたいな話し方になっちゃうよね。ニャロメ。こういう感じ久々じゃない?と思いました。なんと言うか「The Best Man / ベストマン (1999)」とか「Love & Basketball / ワン・オン・ワン ファイナル・ゲーム (2000)」とか「Brown Sugar / ブラウン・シュガー (2002)」みたいな爽やかな恋愛モノよー。そういえば「ベストマン」辺りから凄く増えたんだけど、ここ最近は全く見てなかった気がする。何か久々ーと見ましたよ。これまた主演のポーラ・パットンとラズ・アロンソが爽やか!これでもか!って位にあっさり爽やかねー。でも2人共に見事にシンデレラと王子様。設定は逆なんだけど。素敵です。 監督はTVシリーズ「Girlfriends」とか「The Game」を当てたサリム・アキル。前にも書いたけど、妻のマーラ・ブロック・アキルとコンビ。大抵旦那さんの方が監督で奥様の方が脚本や制作を担当している。でもこの2人が当てた「Girlfriends」と「The Game」って、私的にはちょっと苦手であんまり見た事ないのよね。でも黒人の若い女の子には大人気。「The Game」は元々CWで放送していたんだけど、終了。しかしBETが権利を獲得して放送を再開。そのBETでの最初の放送が記録を破った程。でも私はあんまりなのよねー。私にはサッパリ過ぎちゃって... しかーし、映画は面白かった。今までの爽やかなブラックムービーの恋愛映画とかのかき集めみたいな感じではあったけれど、冒頭のプロポーズのシーンから心奪われましたね。最高のプロポーズシーン。とある人がサプライズで出てきますよん。でも主演の2人が恋に落ちるまではアッサリ。この映画はやっぱり爽やか主演の2人の魅力と、後はベテラン勢の才能に頼る所が大きいですね。主役のママを演じたアンジェラ・バセットとロレッタ・ディヴァインは当たり前のように良い!あの2人の絡みは早く本家の「ため息つかせて」の続編が見たい!テリー・マクミランも早く書いちゃいなよ!って思う位。いやもう書き終えてるんだよねー。その2人が素晴らしいのはもはや当たり前!私はポーラ・パットンの父親役を演じたブライアン・ストークス・ミッチェルとヴァレリー・ぺティフォードに注目しました。2人共に舞台でも活躍するベテラン。叔母役のぺティフォードは最高でしたねー。あの歌を歌うシーンは素晴らしい!大笑いしました。 またタイラー・ペリーの影響も物凄く感じましたね。というのも牧師のT.D.ジェイクスが映画製作に関わっているのもある。台詞にも聖書の言葉が使われたりと、タイラーには負けないぜ!という牧師の意地が見られますね。そしてタイラー・ペリーが王道のエレクトリックスライドなら、こちらはキューピットシャッフル。 ちなみにタイトルの「ジャンピング・ザ・ブルーム」は黒人の結婚式で行われる儀式。花婿と花嫁が地面に置かれた箒(ブルーム)の上を飛ぶ。アフリカから伝わる儀式で、奴隷時代には結婚すら許されなかった奴隷同士の形ばかりの結婚式で行われたのがジャンピング・ザ・ブルーム。奴隷解放後には奴隷時代の慣習を捨てようと、この儀式は廃れた。しかし「Roots / ルーツ (1977)」で取り上げられて、またこの慣習が復活。この映画では上流階級生まれのポーラ・パットン演じる花嫁は飛びたくない!と駄々をこねるが、労働者階級のロレッタ・ディバイン演じる花婿のママは思い出もあって飛んで貰いたいと思っているのです。舞台がマーサズビニヤードだったりと階級や思想によっての違いを描いているんですが、あくまでもこの映画らしくその辺の事もアッサリとサッパリと描いております。まあこの位のサッパリ加減の方が今の若い子達は見るし聞くのかもしれませんね。私的には同じマーサズビニヤードが舞台で結婚が話しのメインになっている作品だったら、チャールズ・バーネットの「The Wedding / ビューティフル・ウェディング (1998)」が好きですねー。でもこちらも佳作です。 (0879本目) |
●● トリビア 「プレシャス」にて注目を集めているポーラ・パットンが主演のラブコメディ。パットンの母親には名女優アンジェラ・バセット。相手役に「アバター」にて人気のラズ・アロンソ、その母親役にロレッタ・ディバイン、コメディアンのマイク・エプスやディレイ・デイビス、若手女優のミーガン・グッドなど多彩な共演陣が参加する。監督はTVシリーズ「Soul Food」や「The Game」で注目を集めているサリム・アキル。制作には人気牧師のT.D.ジェイクスも参加している。 日本ではiTunesにて配信している。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. The Vow - Bishop T. D. Jakes2. Let's Stay Together - Ledisi 3. Back At One - Micah Stampley 4. Take My Heart - Crystal Aikin 5. Closer - Joe 6. The Homily - Bishop T. D. Jakes 7. Inseparable - Karen Clark-Sheard 8. My Lady And Myself - Fred Hammond 9. Love - Bishop T. D. Jakes 10. Finally - Bishop Paul S. Morton 11. How Can You Love Me - El DeBarge 12. Don't Go To Bed Mad - Terry Thomas Soundtracks from Amazon.co.jp |
●● 関連記事 |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1640484/http://en.wikipedia.org/wiki/Jumping_the_Broom http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=343246 |
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