1888
Cast >>Kevin Hart
Director >>
Writer >>Kevin Hart
Producer >>Jeff Clanagan
Genre >>Stand-Up
Country >>USA

 総合ポイント 3.25点/5点満点中
内容 >>3 演技 >>4 演出 >>3 音楽 >>3

 レビュー
"Let me explain"
大人気のコメディ俳優でもあるケビン・ハートのNYのマジソンスクエアガーデンでのスタンダップコメディライブの映像。

ケビン・ハートは元々スタンダップコメディアンであるが、私にはその印象が実は薄い。無類のスタンダップコメディ好きの私がそうなのである。ケビン・ハートはいきなり『ソウル・プレイン』の主役になっていた印象が大きいのだ。彼のスタンダップコメディ、観たことあるかな?と思い出してみたら、やっぱり映画で『The Last Stand』という作品なのだ。それでもスタンダップをやっていたかどうかは覚えていない。スタンダップコメディに関する映画だったので、もしかしたらやっているかも?程度なのだ。という事で、スタンダップコメディ好きの私にはケビン・ハートは印象に残らないスタンダップコメディアンなのである。どうしてそうなったのか、この作品でよーく分かった。彼は実にありきたりの事を話題にしている。60分ちょっとという短い中で、主な話題は別れた妻と子供たちのことである。普通、黒人のスタンダップコメディアンは黒人であるが故の経験を話す事が多い。しかしハートはそれをしない。誰もが経験するであろうことを話題にする。それが良いのか悪いのか?彼の今の人気を見ると、それは彼にとって正解だったことが分かる。

しかし私の胸には刺さらなかった。全てがスルリと滑っていく。例えば私が好きなリチャード・プライヤーの「スーパー・×ガー」やクリス・ロックの「×ガvs×ガー」などにある「してやったり感」がないのだ。とはいえ、彼の人気を見ていると人種を超えた新世代のコメディアンなのだ。
(Reviewed >> 8/22/15:DVDにて鑑賞)

 100本映画
今じゃ、あのエディ・マーフィが持っていた記録を破った(ツアーの興行成績で)なんていうケビン・ハート。映画にも沢山出演しているが、元々はスタンダップ・コメディアン。所謂、マイク一本で挑む漫談芸人である。感想にも書いたが、私にはどうもケビン・ハートがそのスタンダップ・コメディアンという認識が非常~~~~に薄いのである。他の作品も観ていたけれど、ケビン・ハートという人を認識したのは『Soul Plane / ソウル・プレイン (2004)』という作品が一番最初である。誰だ!このちびっこいの!と。なのでスタンダップ・コメディアンというよりも、喜劇俳優的な認識なのだ、私にとっては。こんなにスタンダップコメディが好きな私がそんな感じなのである。いや、確かに彼がスタンダップ・コメディアンであるというのは、さすがに知っていた。けど、ケビン・ハートのスタンダップコメディ観たことないわー!と思っていたのだけど、実際には見ていた。2007年の『デフ・コメディ・ジャム』に彼は出ていたのだ!なら絶対に彼のスタンダップを見ている筈なのだ!なぜなら私はその番組を全部見て、しかも全録画し繰り返し見ていたからだ。そしてこのシリーズで私はジャスパー・レッドというコメディアンに出会いファンになった。という訳で、さほど話題にはならなかったが2007年の『デフ・コメディ・ジャム』は私にとって思い入れのあるシーズン。今や『ゴーストバスターズ』のリブート版に出ている、レスリー・ジョーンズもこのシーズンに出ていたよねー。ディレイ・デイビスにアリエス・スピアーズ、そしてディオン・コールなどなど、今では映画やTVでみんな活躍している人ばかり。なのに、私にはケビン・ハートが出ていた記憶すらないのだ!なぜなのか?

という事で、『Eddie Murphy Raw / エディ・マーフィー/ロウ (1987)』がそうであったように、オープニングでちょっとしたコント的なものがある。パーティを開いたケビン・ハートだったが、みんながみんなケビンに言いたい放題。そこでケビンがタイトルの「Let Me Explain...(説明させてくれ)」と言うも、みんな無視的な。そして俺はあのマジソンスクエアガーデンでスタンダップのライブをやるんだ!と決意。そして、ケビンは海外に飛ぶ。まずはカナダの主要都市を回り、そしてノルウェーやデンマークにオランダまで飛び、そしてイギリスの各所を巡り、ツアーを成功させた。そして最後はニューヨークのマジソンスクエアガーデン。そこで幕が上がる。

ネタはほぼ元妻や元彼女、そして自分の子供たちの話。他の黒人スタンダップコメディアンと同じく「×ガー」などの言葉も多い。しかし彼のスタンダップのネタには、政治的なネタや黒人ネタが一切ないのだ。ほぼ人種関係なく起こり得るであろうネタばかりなのだ。だから彼は万人に好かれているのだ。と感じた。政治的な黒人ネタに興味が無い人でも、安心して聞いていられるジョークばかりなのだ。

でも私には記憶に残らないスタンダップであった。政治ネタや黒人ネタが無いからという理由だけではない。彼のスタンダップからは攻めを感じない。先駆者のリチャード・プライヤーやエディ・マーフィにデーモン・ウェイアンズにデイブ・シャペルにクリス・ロックのネタには、もちろん何気ない日常のネタを挟みながらも、自分たちの苦悩を笑いに変えて、観客に無理なく聞かせる魔術みたいのが存在した。なるほど!そうだよね!と思わせるパワーのあるネタばかりであった。他の人が思いもよらないような物の見方をするのが、スタンダップコメディアン。リチャード・プライヤーなどは「第3の目」があったなんていう表現すらされる。スタンダップコメディアン独特の「第3の目」感じる事はなかった。

しかしケビン・ハートは人気である。若い世代には本当に人種関係なく支持されている。映画で見ると本当にいい喜劇俳優だと思う。やっぱり私は喜劇俳優として認識していこうと思うのでありました。

 トリビア
「ソウル・プレイン」等で知られるコメディアンのケビン・ハートがマジソンスクエアガーデンで行ったスタンダップコメディのライブ映像。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt2609912/
https://en.wikipedia.org/wiki/Kevin_Hart:_Let_Me_Explain
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