|
●● レビュー "It's taking that pain and turning it into something good. Something right."デイブ(アーロン・テイラー=ジョンソン)は、キックアスとして本物のスーパーヒーローとなったが、今は普通の退屈な高校生をしていた。同じ高校に入学していたヒットガール事ミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)も父を失い、父のパートーナーだったマーカス(モリス・チェストナット)が父親代わりとなり、「普通の高校生」を堪能しなさいといわれていた。デイブの誘いでミンディは一緒にトレーニングを始めた。その頃、キックアスに父を殺されたレッドミスト事クリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)は、復讐に燃えていたが、外から出れない状態だった。そんな3人が... 前作が評判となった「キック・アス」。しかし続編はなぜかアメリカでは興行的に失敗。批評家達も口を揃えたかのように「前作のユーモアと驚きが無い」を言っている。確かに前作ほどの面白さは無いけれど、それでも十分に面白い!だって前作が150点だったからね。その半分だって75点。十分です。ヒットガールのキレの良さと、可愛さが見れただけで十分。「キック・アス」はそういう映画でしょ?ヒットガールが学校に通っていて、それでいじめっ子達が悪役になるというのは、まあありがちでオリジナリティは無いのは残念ではある。でも、町でスーパーヒーロー達が集まっていくのは面白かった!つい最近「Superheroes」というドキュメンタリーを見たせいかもしれない。あの人たちの夢がこの映画には詰まっている!! ヒットガールあっての「キックアス」。ミンディちゃんが悩み傷つきながらも体を張ってくれるのに、貴方達は何をもっと求めるのか?あ、〆る前にもう一つ。悪役が最悪で最高だった!なんだ、あのマザーロシアは!女ドラゴ!! (Reviewed >> 2/11/14:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 いやー、面白かったよー。アメリカではなぜか興行成績もこけて、評判も良く無かったけど、私は十分に楽しめた!そりゃ、オリジナルの前作と比べると、面白さは落ちるかもだけど、それでも十分!というか、ヒット・ガールがカッコよくて可愛いければ、良いじゃんか!という事で、今回はヒットガールのお父さんの元相棒マーカス・ウィリアムスが、なぜかモリス・チェスナットに変更しているけれど、スーパーヒーローの一人にドナルド・フェイゾンが登場。そしてニコラス・ケイジは前作で殉職で、今回はジム・キャリーが登場!ジム・キャリーってガリガリなイメージだったけど、この映画はムキムキで最強!「大佐(Colonel)」っていうのが、意外と合っていた!!と、言う訳で、今回はデイブ(アーロン・テイラー=ジョンソン)は前回キック・アスとして悪者をやっつけたけど、キック・アスをまたやる事を父親に反対されているのもあって、平凡な「普通」の?高校生活を退屈に過ごしていた。今年からは、ヒット・ガール事ミンディ(クロエ・グレース・モレッツ)も同じ高校に入学していたが、中々学校で見かける事はなかった。ミンディは父親代わりの父の元相棒マーカス(モリス・チェスナット)の元で生活しており、マーカスはミンディの失われた学生生活を取り戻して、「普通」に過ごして欲しいと願っていた。しかしそんな願いとは裏腹に、ミンディはヒット・ガールとしての訓練を毎日し、学校をサボっていたのだった。デイブはまたヒット・ガールと共にスーパーヒーローとして活躍したい!と、ミンディに一緒に訓練してくれるように頼む。その一方で、前回キック・アスに父親を殺されたレッド・ミスト事クリス(クリストファー・ミンツ=プラッセ)もまた母親に外に出ないように、学校も止めされてホームスクールで、しかも監視員ハビエル(ジョン・レグイザモ)を付けられていたのだが... 今回は「普通」を願う親たちと、「普通」を嫌う若者達の葛藤。親たちは子供に「普通」さを求めるあまり、子供たちの才能を閉じ込めてしまう時もある。でも親なら当然のように一番の心配は子供の安否である。子供を守る事が親の最大の愛の印。しかしその間で、子供たちは葛藤していき、成長していく。だからか、私はあの刑務所のシーンで思わず涙が出てしまった。 そして、私はつい最近偶然にも「Superheroes / 日本未公開 (2011) (TV)」を見たのも影響しているかもしれない。このドキュメンタリーに出ていた一般人でスーパーヒーローに憧れている人たちの夢を実現させているのが、この映画だ。絶対に今回の脚本と監督のジェフ・ワドロウはこのドキュメンタリーを見ていて、何かを感じている筈。なぜなら「ジャスティス・フォーエバー」の面々がコスチュームを付けてボランティアしているシーンや夜に町を徘徊しているシーンは、まさにあのドキュメンタリーと被るのだ。もうラストは、そんな彼等の夢が実現されている。 私が気に入ったのは悪役。クリストファー・ミンツ=プラッセが演じるクリス、そして今回はザ・マザー・ファッカーに絶望感があっていい。絶望ゆえのいい加減さ。死ぬ気の男は、細かい事なんてどうでもいいのだ。だから、最強の「悪役商会」を結成する時に、個々につける愛称が適当でいい。しかもザ・マザー・ファッカーは差別的。悪くてなんぼの世界じゃ!しかし、マザー・ロシアが良い!久々に最強な悪役見た!!って感じ。ロボット的で、絶対に勝てそうもない雰囲気が最高だ!女ドラゴなのだ。 (1197本目) |
●● トリビア 人気の「キック・アス」の続編。マーカス・ウィリアムス役が前作のオマリ・ハードウィックから、モリス・チェストナットに変更。更にはスーパーヒーローの一人で、「ドクター・グラヴィティ」役にドナルド・フェイゾン。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
●● 関連記事 |
|
●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt1650554/http://en.wikipedia.org/wiki/Kick-Ass_2_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=346695 |
|
|