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Cast >>Lee J. Cobb (Oman Hedgepath), Anthony Zerbe (Willie Joe Worth), Roscoe Lee Browne (L.B. Jones), Lola Falana (Emma Jones), Lee Majors (Steve Mundine), Barbara Hershey (Nella Mundine), Yaphet Kotto (Sonny Boy Mosby), Arch Johnson (Stanley Bumpas), Zara Cully (Mama Lavorn), Fayard Nicholas (Benny) ...
Director >>William Wyler
Writer >>Jesse Hill Ford
Producer >>A. Ronald Lubin
Genre >>Drama
Country >>USA

 総合ポイント 4.25点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>5 演出 >>4 音楽 >>4

 レビュー
"Hell with white"
テネシーの町に列車が着こうとしていた頃、黒人の青年ソニー・ボーイ(ヤフェット・コットー)が飛び降りた。そして逃げるように町に消えていった。そして同じ列車に乗っていたのが、スティーブとネラという若い夫婦だった。彼等は叔父で弁護士のヘッジパスの手助けをする為に来たのだった。そんな時に、町の葬儀屋のL.B.ジョーンズ(ロスコー・リー・ブラウン)がヘッジパスを訪ね、離婚裁判の弁護士になって欲しいと頼むが、甥夫婦が来たばかりなので断ったが、その甥スティーブが自分が担当するからとヘッジパスに言うが、それなら自分が担当すると名乗り出た。しかし、その離婚裁判は、思わぬ方向に向かっていくのだった...

テネシーの架空の町を舞台に人種差別を描いた社会派作品。なんといってもヤフェット・コットーの気持ち悪さが際立っている。こういうミステリアスな役をやらせたら、この時代には彼の右に出る者はいないと言い切れる。何が彼を寡黙に、そしてミステリアスにしているのか、徐々に分かってくるが、その存在感が奇妙で面白い。そして最後にL.B.ジョーンズを解放するのはジョーンズ自身とソニー・ボーイだ。しかしジョーンズは「法からは逃げない」と語るも、実際には法から抹殺されてしまうのである。

同じ時期に公開された「スウィート・スウィートバック」とは結末が全く逆だ。ソニー・ボーイがこの町に何か新しい物を残して行ったかもしれないが、彼はまた長い逃亡の旅に出なくてはならないのだ。なんとも複雑な気持ちになってしまうのである。
(Reviewed >> 10/16/12:DVDにて鑑賞)

 100本映画
ヤフェット・コットー!いえい!最高ー!!なんていうか、こういう気持ち悪い役をやると、物凄く才能を発揮するよね。コットーって。素晴らしい!今だったら誰かなーと思ったら、フォレスト・ウィッテカーだね!そして不思議な事に2人共に、ウガンダのイディ・アミン役を演じてるんだよねー。フォレストなんてその役でアカデミー賞取った位だからねー。コットーは「Raid on Entebbe / 特攻サンダーボルト作戦 (1976) (TV)」でイディ・アミンを気持ち悪く演じている。そしてコットーは何と言っても「Bone / 日本未公開 (1972)」っていう映画で、最高に気持ち悪かった!!

とは言え、コットーは主役ではない。タイトルのL・B・ジョーンズを演じたのは、名優ロスコー・リー・ブラウン。舞台をやっていた実力派。しかも俳優になる前は大学でフランス語を教えていたインテリ。でも彼もタイトルで名前が使用されているけど、純主役じゃないんだよね。主役は白人の弁護士ヘッジパスというキャラクター。そのヘッジパスに離婚裁判の弁護士を頼みに行くのが、L・B・ジョーンズ。L・B・ジョーンズは黒人の間では名士で、葬儀屋を経営しているのでお金持ち。若い妻エマが浮気をしているので離婚したいと、ヘッジパスに言いに行く。ヘッジパスの元には甥が来たばかりで忙しいからと断るけれど、その甥がそれなら私が引き受ける!と言うので、ヘッジパスはそれなら私がやる!と引き受ける。しかし、それがとんでもない方向に向かっていってしまうのです。エマが浮気をしていたのが、白人の警官。この映画の舞台は町は架空の小さな町だけど、テネシー州。私が勝手に応援している若手のジャスパー・レッドがテネシー州出身。彼がネタで「KKKの発祥の地はテネシー」と言っていた。人種差別を訴えるKKKはテネシーで発祥。そんな南部の小さな町で、黒人が白人を訴えるなんてとんでもない!と、ヘッジパスは上手く丸め込もうとしていくけれど... って中々面白い物語。「白人が黒人を殺して牢屋に入るなんて、どんな町だ!」なんていう台詞もあったりする。

所で、黒人映画を研究している学者のドナルド・ボーグルは、このL・B・ジョーンズのキャラクターを「最も現実味のあるトム」だと記している。トムとは黒人の同胞に背を向けて、白人に従順な人を指す。確かにL・B・ジョーンズは白人と合わせていくのが嫌で、白人に立ち向かった訳だけど、結果として何も得られなかった。確かに現実味はある。そして結果としてトムになってしまった感もある。この映画と全く逆に進んだのが、あの名作「Sweet Sweetback’s Baadasssss Song / スウィート・スウィートバック (1971)」だよね。逃げきる事で自由を手に入れ、黒人からヒーローだと愛された。だとすると、ヤフェット・コットー演じたソニー・ボーイがスウィートバック的なアンチヒーローなんだよね。だからかな?私の目と心にヤフェット・コットーがやき付いたのは。そして来た時の表情とまた行く時の表情の違いも良い!

 トリビア
「ローマの休日」や「ベン・ハー」等の巨匠ウィリアム・ワイラー監督の最後の作品。L.B.ジョーンズはロスコー・リー・ブラウンが演じ、ヤフェット・コットーが出演している。

 その他

 受賞歴
* Golden Globes, USA
1971 Nominated Most Promising Newcomer - Female : Lola Falana

 サウンドトラック


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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0065979/
http://en.wikipedia.org/wiki/The_Liberation_of_L.B._Jones
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=3120

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Last Modified: 2012-10-17
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