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●● レビュー Tempoシェイム(キーネン・アイボリー・ウェイアンズ)は元LAPD(ロサンジェルス市警)だったが麻薬を牛耳っているメンドーザを追っている際に失敗して私立探偵となり、小さい頃から知っているピーチーズ(ジェイダ・ピンケット)が手伝いをしていた。シェイムの元同僚のソニー(チャールズ・S・ダットン)が訪れた。シェイムへの仕事の依頼が、メンドーザの元彼女であり、シェイムとも愛し合った事のあるアンジェラ(サリ・リチャードソン)を探す事だった... 弟のデーモン・ウェイアンズが「モー・マネー」で成功させたテンポのあるアクションコメディ。兄も負けずとこの作品を作ったように思える。デーモンの場合、ストーリーの内容やアクションシーンでも銃と素手でお互いがボロボロになる生臭い感じがしたが、こちらは洗練された感じである。それもその筈、キーネンは空手の黒帯保持者なので、構えの姿が様になり、元警察官という役も無難にこなせる。また、相棒を小さなジェイダ・ピンケットにしたお陰でスピード感にも溢れていたように思える。今でこそセクシーで女性らしさをアピールしているピンケットが、ベリーショートヘアーにトレーナー姿でチョコチョコと走りまわる姿が実にチャーミング。でもそれだけじゃなくって、ラストには目をキラキラとさせて女性らしい一面を見せてくれているのは、彼女の魅力を残す所なく楽しめる筈だ。 また細かい所でお茶目なカツラを被ったり、捜査でもイタズラな面を入れたりするのは、キーネンの魅力も満載だ。 観客はジョークに笑ったり、アクションにハラハラしたり、ロマンチックな場面でメロメロになったりと、この映画のテンポの良さであっという間の時間を過ごしてしまいそうだ。 (Reviewed >> Unknown, 8/15/08:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア キーネン・アイボリー・ウェイアンズが、主演・監督・脚本を務めた。ヒロインにジェイダ・ピンケット。このピンケットとは、彼女が18歳で芸術高校を卒業して、ハリウッドに来たばかりの時に、エージェントを通して会ったウェイアンズが「必ず共演しよう」との約束をし、その約束を果たした作品でもある。共演には、キーネンの妹のキム・ウェイアンズ、ウェイアンズ作品「モー・マネー」でデビューしたサリ・リチャードソン、監督としてエミー賞を受賞したチャールズ・S・ダットン、おかま役が強烈だったコーウィン・ホーキンス等。尚、ホーキンスは、完成してまもなく病気で他界している。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. Down 4 Whateva - Nuttin' Nyce2. Shame - Zhane 3. I Can Go Deep - Silk 4. Homie, Lover, Friend (Lookin' For My Homey Mix) - R. Kelly 5. Turn It Up - Raja-Nee 6. Stroke You Up (Remix) - Changing Faces 7. The Thing I Like - Aaliyah 8. Gotta Get Yo' Groove On - Tevin Campbell 9. Birthday Girl - Hi-Five 10. Get The Girl, Grab The Money And Run - Souls Of Mischief 11. Cray-Z - Fu-Schnickens 12. Later On - Casual 13. How's That - Keith Murray 14. Let's Organize - Organized Konfusion 15. Ghetto Style - Smooth 16. Front, Back & Side To Side - UGK'z 17. In Front Of The Kids - Extra Prolific 18. U Rong 4 That - Mz. Kilo Soundtracks from Amazon.co.jp |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0110399/http://en.wikipedia.org/wiki/A_Low_Down_Dirty_Shame_(film) http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=50358 |
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