|
●● レビュー MJW is finestケース・ウォーカー(マイケル・ジェイ・ホワイト)はマイナーなローカルな大会で試合をしていた。トレーナーの言う事に耳を傾けず、ケースは試合を早々と決めてしまい、トレーナーはケースの元を去った。そこでかつての知り合いブロディ・ジェームス(ジョシュ・バーネット)に会った。ブロディは大きな団体PFCと契約し、タイで大きな試合が待っているという。ブロディにアフターパーティに誘われ行ってみたケース。その帰り道にブロディが危ない所を助け、ケースはブロディのトレーナーをやってくれと頼まれる。PFCには乗る気ではないが、ブロディの頼みなので、渋々タイに向かいトレーニングを始めるが... マイケル・ジェイ・ホワイト監督の2作目。結論から言ってしまおう、これは『ブラッド&ボーン 真拳闘魂 (2009)』に続くMJWの名作だ!なんていうか、MJWの『ブラック・ダイナマイト』の面白さを引きずりつつ、MJW流『ロッキー』でもある。『ロッキー』のような戦う者たちの熱い仲間意識、そして負けられない状況、曲げない信条、結局人は何が大切なのか?というメッセージ、そして大事なアクションの渋さ。それだけでなく、面白いセリフに状況、ほんの少しのお色気に、トニー・ジャーの雄たけび、ONYXの曲のバッチリ感、そして何度見ても飽きないMJWの綺麗な蹴りと型。どれを取っても最高だった。 渋さと面白さ。無限にお菓子を食べる方法の甘いしょっぱい甘い...と同じ感覚。両者がいいバランスだからこそ、無限に観ていられる気がした。いや無限に観ていたいのだ。MJW最強伝説、まだまだ終わらない!無限大だ。 (Reviewed >> 6/8/16:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 マイケル・ジェイ・ホワイト先生の監督第2作目だよ!『Never Back Down』シリーズとしては3作目。私もMJW先生と書いたり、MJW師匠と書いたりしちゃうのですが、この映画に関しては「先生」を使います。そういう映画ですからー!若者が格闘技と人生の「先生」を得て、成長していくシリーズですからー!という事で、MJW先生は1作目は出てないし関係ないけど、「2」からいきなり監督デビューして、そのまま引き取ってしまったNBDシリーズです。結論から書いちゃいますけど、これは良い!MJW先生作品の中でも上位にランクするであろう作品。という位に良い!という事で今回、MJW先生から指導をいただくのは、なんとジョシュ・バーネット!元UFJ王者のバーネットなら指導要らずじゃないか!とお思いでしょう。でも格闘技の世界は日々鍛錬。しかも下り坂の主人公って事で、これは後期の『ロッキー』シリーズを思わせる...そう、MJW先生的『ロッキー3』なのがこの作品なのだ!とは言え、MJW先生も自身で『ブラック・ダイナマイト』とか作ったりして面白い一面も見せちゃったりしているじゃないですか?そんなMJW先生の映画制作者としての成長も惜しむ所なく見せている。渋いトレーニング→面白いセリフ→カッコいいアクションシーン→セクシーなシーン→トニー・ジャーひたすら叫ぶ!みたいな、飽きない展開。そして「俺たちステロイドなんて絶対に使わない!」っていう硬派な格闘家としての信念も見せる。でさ、カメオ出演者の使い方まで上手いんだ。トニー・ジャーは書いたように、ただひたすら叫ぶのみ!で使用する贅沢さ、そしてジージャー・ヤーニンはどのように使われたのか伏せておくけれど、滅茶苦茶カッコいいので期待して欲しい。更にはクイントン・ランページ・ジャクソンね。これは笑ってしまった!MJWの新妻が今回の映画のお相手。髪型だけで、こんなにイメージ違うんだ!とびっくりした。で、最後はONYXの曲ぅーーー!余りの完璧さに痺れた。(1484本目) |
●● トリビア 前作からマイケル・ジェイ・ホワイトが主役・監督と全面的に引き受け、今回も主役・監督をマイケル・ジェイ・ホワイトが担当!今回はタイを舞台に、トニー・ジャーも参戦!そしてUFCのジョシュ・バーネットも出演している。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. Do U Back Down - OnyxSoundtracks not available |
●● 関連記事 * 別冊映画秘宝2016年版 この映画を見逃すな!にて本作品について寄稿。(11/21/16) |
|
●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt4790268/Not available from Wikipedia http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=357127 |
|
|