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Cast >>Zoe Saldana (Nina Simone), David Oyelowo (Clifton Henderson), Ella Thomas (Lorraine Hansberry), Mike Epps (Richard Pryor), Ella Joyce (Clifton's Mom) ...
Director >>Cynthia Mort
Writer >>Cynthia Mort
Producer >>Ben Latham-Jones, Stuart Parr, Barnaby Thompson, David Oyelowo
Genre >>Biography
Country >>UK
Release (US) >>04 / 22 / 2016

 総合ポイント 3点/5点満点中
内容 >>3 演技 >>3 演出 >>3 音楽 >>3

 レビュー
"My skin is black, My arms are long, My hair is woolly, My back is strong"
1946年ノースカロライナ。ピアノを目の前にした女の子は白人の女性に「私の両親も前の席に座ってみてもらいたい」とお願いする。しかし女性は「多くの人が貴方の演奏を聴きに来ているんだから」と宥める。しかし女の子は「そうしてくれないと弾かない」と断固言い放った。その女の子はニーナ・シモン。それから時が経ち、1995年ロサンジェルス。お金の問題でピストルを取り出したニーナ・シモン(ゾーイ・サルダニャ)は、精神病院に入れられた。そこの看護師クリフトン(デビット・オイェロウォ)は、ニーナが退院するときにアシスタントとしてフランスに一緒に来てと誘われ、躊躇するクリフトンだったが...

制作時から、ニーナ・シモン役にゾーイ・サルダニャが決まったことで批判された。そして撮影時の写真がネットで出回り、肌の色や鼻をメーキャップで足されたことで、さらに批判が集中した。シモンの遺族も怒り爆発。映画公開が決まるとさらにその批判は増えていった。と、いう訳で見ないのに文句を言う事は前のTLCの映画で失敗したので止めたので、見てからと思い、見ました!この前のアウトキャストのアンドレ3000がジミ・ヘンドリックスを演じた映画でもそうだったけれど、イギリス制作で公開前から批判を受けた作品って、どうしてそのミュージシャンのその時代を描くの?という謎な時代設定が多い。本当にニーナが好きでニーナが描きたいなら、その時代じゃなくて...と感じてしまうんです。もっと描いて欲しい時代があった。ニーナなら、大学時代に公民運動時代とか楽しくて充実していた時代があった。歌もゾーイ・ソルダニャが歌っていて、思っていたよりも上手いけれど、やっぱりニーナのそれには全く及びませんよ。ニーナ本人の声で聴きたかった。吹き替えで全然結構!ニーナを演じたかったという情熱は伝わってきたけれど、だったらあのメーキャップを断り、役も断る勇気と決断力が欲しかった。

ニーナとマネージャーとなった男との絆。描きやすいのは分かる。でもニーナが描いてほしかったのはこれかといわれると、やっぱり違うんじゃないかなと。
(Reviewed >> 4/23/16:VODにて鑑賞)

 100本映画
何回も同じ事ばかり書いて申し訳ないけれど、でもそれがやっぱりこの映画についての大きな部分を占めていると思うので書きますが、公開前から随分と批判・論争を呼んだいわくつきの映画。アメリカ音楽を代表する天才ピアニストのニーナ・シモンの自伝映画。『Avatar / アバター (2009)』や『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』等の人気女優ゾーイ・サルダーニャがその伝説ミュージシャンを演じた。批判・論争になったのは、ニーナ・シモンは黒人の中でもダークスキンと言われる色が濃い女性で、彼女の曲などでもそれについてのプライドが伺える。演じたゾーイ・サルダーニャはライトスキンと呼ばれる比較的色の薄い女性。まあ、ライトスキンの女性がダークスキンの女性を演じるのは、今まででもあった。問題はそのシモンを演じるのに、この映画ではサルダーニャの肌に色を足し「ブラックフェイス」という昔白人役者が黒人をバカにする為に使ったものを使用、そして白人のような鼻を持つサルダーニャにメーキャップを施し鼻を広げて大きくした事にある。それは多くの人々を怒らせた。シモンの遺族・関係者が激怒した。シモンの公式ツイッターでサルダーニャに直接「2度とニーナの名前を貴方の口から言わないで!」と懇願される程だった。まあそれが全てですね。なんと驚く事に吹き替えなしで、サルダーニャが劇中で歌を披露。意外に歌えるけれど、やっぱり感動するレベルではない。遺族を納得させる出来ではなかった。また、シモンの半生を描くならば、もっと違う時代を観てみたかった。確かにトラブルを抱えていた時代を物語にするのは観客の興味をそそるかもしれないし、そして作り手としても作りやすいのは重々に分かる。確かにこの映画はニーナを知らない人には見やすい。が、ニーナの音楽はそれだけじゃなかった。公民権運動時代に辛い運動で人々を励ましたあの曲たちこそニーナが一番伝えたい事だった筈だ。やっぱりこれは冒涜でしかなかった。

 トリビア
激動の1960年代を代表する歌手ニーナ・シモンの自伝映画。『アバター』等で知られるゾーイ・サルダニャがシモンを演じる。しかし色の薄いサルダニャなので濃いメーキャップでシモンを演じている事で批判の的ともなっている。
シモンとマネージャーのヘンダーソンが描かれ、『グローリー/明日への行進』のデビット・オイェロウォがヘンダーソンを演じる。これから制作される予定の伝説コメディアンのリチャード・プライヤー自伝映画でプライヤーを演じる予定のマイク・エプスがこちらの作品で一足早くにプライヤーを演じている。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0493076/
https://en.wikipedia.org/wiki/Nina_(2016_film)
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Last Modified: 2016-03-02
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