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●● レビュー Resurrecting the Liesエリック(ジョシュ・ハートネット)は、新聞社のスポーツ記者だった。有名なラジオDJの父を持ち、自分の息子テディの母も同じ新聞社で働いているが、エリックよりも有名で優秀な新聞記者で、2人は離婚寸前だった。中々いい仕事にありつけない焦ったエリックは、先日偶然に出会ったホームレス(サミュエル・L・ジャクソン)が、「チャンプ」と自らを呼ぶ、元人気ボクサーのボブ・サターフィールドだという事を思い出して、記事にしようとするが... 私は嘘が大嫌い。しかし、その嘘の種類も様々である。人を喜ばせる為の嘘から、犯罪に関わる嘘まである。この映画での嘘も、様々。嘘をつく事で見栄を張る虚栄の嘘。時代によって嘘をつかされてきた人など。虚栄の嘘をついてきた、主人公のエリックは嘘がばれた時に自分も傷つき、そして一番彼が愛している息子をまで傷つけた。また、時代というものに嘘をつかれてきたホームレスは、いつの時代になってもその嘘を克服できずに居て、その嘘の亡霊と共に行き続けているような男だ。この映画では、その嘘が見事に重なり合う。そしてお互いに手にしたい物を手に入れる。 サミュエル・L・ジャクソンはこの映画で、いつもとはちょっと違う演技を見せてくれている。ホームレスが抱えている人生の影、生きるという美徳、そして自分は優秀なボクサーだったというプライド。彼の演技にその男の全てが凝縮されているようだった。 嘘の裏側にはかならず真実がある。嘘はいつか必ずばれる。そして嘘は必ず誰かを傷つける。 (Reviewed >> 9/1/07:劇場にて鑑賞) |
●● 100本映画 Not Yet |
●● トリビア LA Timesマガジンに掲載された話を映画化。新聞記者(ジョシュ・ハートネット)が、ホームレスを見つけ、死んだと思っていた元ボクサーチャンピオン(サミュエル・L・ジャクソン)との交流の物語。サミュエル・L・ジャクソンが演じたホームレス役は、当初モーガン・フリーマンが演じる予定だった。 サンダンス映画祭にてプレミア公開され、ようやく限定公開。全米ワイド公開は8/24/07。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック 1. "Land of Quiet Poems" - Julianna Raye and Chris Stills2. "Every Eden" - Chris Stills and Julianna Raye Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://imdb.com/title/tt0416185/http://en.wikipedia.org/wiki/Resurrecting_the_Champ Not available from Allcinema |
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