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Cast >>Will Ferrell (Jackie Moon), Woody Harrelson (Monix), Andre Benjamin (Clarence), Maura Tierney (Lynn), Andrew Daly (Dick Pepperfield), Will Arnett (Lou Redwood), Andy Richter (Bobby Dee), David Koechner (Commissioner), Rob Corddry (Kyle) ...
Director >>Kent Alterman
Writer >>Scot Armstrong
Producer >>Jimmy Miller
Genre >>Comedy
Country >>USA

 総合ポイント 4.5点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>5 演出 >>4 音楽 >>5

 レビュー
"ELE! Everybody love everybody!"
1976年の事、ジャッキー・ムーン(ウィル・フェレル)は「Love Me Sexy」の曲で当て、今はミシガン州フリントでABAに所属するバスケットチーム「フリント・トロピックス」のオーナーであり、コーチであり、そして選手でもあった。ジャッキーのずさんな経営もあり、ビリ争いをしているチームなので地元でも人気が無かった。しかしABA自体も経営が危うく、NBAに吸収合併される事になった。ジャッキーは無条件でトロピックスもNBAに吸収されると思っていたが、ABAからたった4チームしかNBAに上がれないと聞き、焦る。ジャッキーはNBAの名門ボストン・セルティックスの優勝時の選手でもあったエド・モニックス(ウディ・ハレルソン)をトレードで加入させるが...

ウィル・フェレルの「俺たち」シリーズの1作。今回はベテラン俳優のウッディ・ハレルソン、そしてラッパーのアンドレ3000と共に、実際にあったABAとNBAの吸収合併を舞台に繰り広げたバスケットボール・コメディ。これ、バスケに詳しいと最高に面白いのだ!ジャッキーの台詞通り、そのときにABAからNBAのチームとなったのが、今でも存在するペイサーズにスパーズにナゲッツにネッツ。残念ながらジャッキーのトロピックスは存在していないが、ABAはNBAに比べると中・小都市のフランチャイズが多かったリーグである。映画で描かれたようなイメージはそのままな気がする。そこで奮闘するジャッキー・ムーン。愛されるべきアホ!「ELE(みんなはみんなが大好き!)」をスローガンにエンターテイメントな試合を展開するのが最高だ。そしてウィル・フェレルの映画の邦題には「俺たち」がついている。それは彼が誰かと組む事が上手いコンビネーション抜群なコメディ俳優だからだ。今回もウディ・ハレルソンやアンドレ3000にアンディ・リクター等と最高なコンビネーションを見せている。そして何と言ってもこの映画で使われたオープニングのオリジナル曲から70年代の名曲までもが、映画を彩るナイスアシストをしている!

ウィル・フェレルの屈託無い愛すべきアホ!が遺憾なく発揮されている、70年代が舞台の最高に面白くて最高にファンキーな作品だ!
(Reviewed >> 4/30/14:DVDにて鑑賞)

 100本映画
ベストタイミングじゃないでしょうか?NBAのプレイオフは過去最高の盛り上がり!1stラウンドから8対戦中5対戦が、最後の最後の第7戦までもつれるなんて、過去ありましたかーーー!!しかもオーバータイムも今回多いし、ほぼ全戦が点差がほとんどない僅差で勝敗を分けるという、手に汗握る接戦!!しかも、例のLAクリッパーズのオーナーであるドナルド・スターリングの失言により、オーナーのあり方が問われている。まー、ドナルド・スターリングには、この映画のジャッキー・ムーンから学んで欲しいですわ!!しかもこの映画に出演しているアンドレ3000が、アウトキャストで復活中!私のアウトキャスト熱にも火がつきまっくております!!

という事で、1976年、ジャッキー・ムーン(ウィル・フェレル)は、かつて大ヒットソング「Love Me Sexy」を歌っていた歌手。それで得た富で、ABAのチーム「フリント・トロピックス」のオーナーとなった。しかもオーナー兼コーチ、そしてスター選手!でもあったのだ。彼等にはNBAでも通用しそうな選手クラレンス(アンドレ3000)が居たが、あまりプロ意識はなく遅刻も多かった。そして客は殆ど来なくて経営は落ち込んでいた。しかもABA自体が経営困難に落ち込んでおり、別のリーグであるNBAに吸収合併されるという噂であった。そしてABAのコミッショナーから正式にその話を聞かされる。ジャッキーは全てのチームが吸収されると思っていたが、強くてファンが沢山いる上位4チームだけが吸収されると聞かされた。元NBA選手で優勝チームに所属していたエド(ウディ・ハレルソン)を加入させたジャッキー。万年ビリに近いフリント・トロピックスは消滅してしまうのか?生き残りを掛けた戦いが始まる...

実際にあったABAとNBAの合併を舞台にしたコメディ。これね、ABAを知っている人にはゲラゲラ笑えるのよ。ABAはこの映画で描かれた通り、大都市ではなくて中規模の都市がフランチャイズする事が多かった。実際にはミシガンのフリントはフランチャイズしていなかったけれど、この都市を選んだのはまあ面白いよね。そして元々ABAはNBAとは違って、エンターテイメント性に重きを置いていたリーグ。このABAが生んだのがダンクね。元々はストリートでしか使われていなかった。ドクターJが、ストリートからABAに持ち込んだのよ。そしてそれによりダンクコンテストもABAね。だから、ジャッキーが色々と楽しませようと躍起になっているのは、ABAだから出来た事!この映画ではアリウープがABAで生まれた事になっていますが、実際にはNCAA(大学バスケ)だけどね。

そしてウィル・フェレルの主演映画は日本では「俺たち」がつくのがお約束。「俺たちニュースキャスター」とか「俺たちステップ・ブラザース -義兄弟-」とか「俺たちフィギュアスケーター」とか。「俺たちニュースキャスター」では、スティーヴ・カレルとかポール・ラッド等とのチームワーク、「俺たちステップ...」では、ジョン・C・ライリーとのコンビネーション、「俺たちフィギュア」でもジョン・ヘダーとのコンビネーションを見せ付けている。信じられないけど「The Campaign」は未だ日本で未公開だけど、もし邦題が付けられるなら「俺たち合衆国議会員候補」と付けて欲しい位にザック・ガリフィアナキスといい感じのコンビを見せている!!ウィル・フェレルは目立つんだけど、実に協調性のあるコメディアン俳優。ジョン・C・ライリーがあんなに面白くなるなんて、ウィルとの共演前は思ってもみなかったでしょう??今回もベテラン俳優のウディ・ハレルソンやラッパーのアンドレ3000等といいコンビネーション見せてましたね。ゴミ箱で寝ているシーンは好き。落ち込み方がウィルらしい。

そしてそして、この映画の名脇役と言えば、その音楽でしょう!オープニングでジャッキーが歌う「Love Me Sexy」も面白いけれど、その後は本格的な70年代の名曲揃い!スライ&ザ・ファミリー・ストーンの曲が多めで、カーティス・メイフィールドやアース・ウィンド・アンド・ファイヤーの曲なども、この映画を盛り上げている!しかも、この映画のスペシャルゲストは、ジャッキーのお母さん役であのディーバが登場するしね!

70年代に設定しているので、音楽だけでなく、ファッションとか髪型も良い!ウディ・ハレルソンのあの髪型だけで笑えるー。アウトキャストファンの私には、アンドレの70年代ファッションが最高ですね!そしてゲストで出ているティム・メドウスは「The Ladies Man / レディース★マン (2000)」を彷彿とさせている!!

自分のチームのためにクマと対戦したりとね、愛があるんですわ。ジャッキーは自分の事も大好きだけど、自分のチームやチームメイトが大好き!なんて言ったって、チームの掛け声が「ELE! Everybody Love Everybody(みんなはみんなが大好き)」ですから!って、本当は「Everybody Loves Everybody」じゃね?と思うんですが、そんな所がジャッキーらしく愛らしいし、突っ込まないチームメイトも愛らしいのさ!ドナルド・スターリング、ジャッキーを見習え!

 トリビア
ウィル・フェレル主演の70年代が舞台のバスケットボール・コメディ!!共演には、「ナチュラル・ボーン・キラーズ」のウディ・ハレルソン、ラップデュオ「アウトキャスト」のアンドレ3000等。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック
1. Love Me Sexy - Jackie Moon (Will Ferrell) - Jackie Moon
2. Get The Funk Out Ma' Face - (Brothers Johnson) - Brothers Johnson
3. Lady Marmalade - (LaBelle) - LaBelle
4. The World Is A Ghetto - (War) - War
5. Tell Me Something Good - (Ronnie Laws) - Ronnie Laws
6. Mr. Big Stuff - (Jean Knight) - Jean Knight
7. Give Me Just A Little More Time - (Chairman Of The Board) - Chairmen Of The Board
8. Why Can't We Be Friends - (War) - War
9. Walking In Rhythm - (The Blackbyrds) - The Blackbyrds
10. Dance To The Music - (Sly & the Family Stone) - Sly & The Family Stone
11. Love Rollercoaster - (Ohio Players) - Ohio Players
12. Que Sera, Sera (Whatever Will Be, Will Be) - (Sly & the Family Stone) - Sly & The Family Stone
13. Move On Up - (Curtis Mayfield) - Curtis Mayfield
14. Shining Star - (Elijah Kelley) - Elijah Kelley

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 リンク
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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt0839980/
http://en.wikipedia.org/wiki/Semi-Pro
http://www.allcinema.net/prog/show_c.php?num_c=330493

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Last Modified: 2014-05-02
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