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Cast >>Jennifer Connelly (Hannah), Anthony Mackie (Tahir), Amy Hargreaves (Carrie), Bruce Altman (Peter), Babs Olusanmokun ...
Director >>Paul Bettany
Writer >>Paul Bettany
Producer >>Robert Ogden Barnum, Paul Bettany, Katie Mustard
Genre >>Drama
Country >>USA
Release (US) >>11 / 13 / 2015

 総合ポイント 4点/5点満点中
内容 >>4 演技 >>4 演出 >>4 音楽 >>4

 レビュー
"Can you spare some change?"
タヒア(アンソニー・マッキー)は捕まったが釈放された。ナイジェリアからの移民でホームレスだった。自分の場所に戻ったが、仲間だと思っていた男に荒らされ、ブーツも取られた。モスクの人には戻って来いと言われるが戻れないと去ってしまった。雨が降ってきた。やはりホームレスと思われる女性(ジェニファー・コネリー)が自分のジャケットを着ていた。雨の中追いかけた。バレないように。彼女はクスリをやっていた。橋の下で雨をしのぎ彼女は寝た。タヒアも見守るようにそこで寝てしまった。朝になって女性にタヒアの存在がバレたが、2人は会話もないまま。しかしその日もタヒアは女性の後を追った。女性の名はハンナ。2人の奇妙な生活が始まる...

俳優のポール・ベタニーが初監督の作品。ホームレス同士が出会い、心を通わせるも、お互いにホームレスとなるまでの過程は話せずに居た。でもいつかは話さないといけない時がやってくる。2人になってからは楽しい時期もあった。しかし長くは続かない。ホームレスの話なので普通なら生々しくなる所を、ベタニー監督は圧巻の映像美でとても詩的な物語にしている。水の使い方が全編美しい。しかし、やはり主人公の感情や人々の醜さの描写は生々しくむき出しである。これでもかという程に不幸や嫌な事が続く。しかし割りと分かりやすい。映像のクオリティに物語が取り残された感があった。

それでも人は生きていく。それでも生きていかないといけないのだ。シェルターはどこかに必ずある。一度失敗したとしても。
(Reviewed >> 11/13/15:VODにて鑑賞)

 100本映画
見た目やJ.A.R.V.I.S.の声から察するにキッチリしてそうな俳優ポール・ベタニーが初監督に挑んだ作品。やっぱり思った通りキッチリとしている映画です。ベタニーは監督もやってみたかったらしいが、キッチリした性格故に踏み出す勇気が出なかった。ある時、ロン・ハワード監督に「監督を上手くやる秘密が知りたい!」と直談判したら、「そんなものはない!間違えたらぐずぐずしないで進むのみ!」と言われて決心して作った映画がこれ。『キャプテン・アメリカ』などで知られるアンソニー・マッキーと、我々だと『Higher Learning / ハイヤー・ラーニング (1995)』で見た事あるかな?私世代ですと、ロードショーとかスクリーンの表紙でもお馴染みのキッチリ眉毛のジェニファー・コネリーが主演。

タヒア(アンソニー・マッキー)は留置所の中に居た。ペーパーワークをする為にオフィサーの前に居た。タヒアはナイジェリアからの移民で今はニューヨークに居る。今回は犯罪を犯した訳じゃないので、すぐに出して貰えた。タヒアはホームレスなのだ。自分の所有物がある場所に行ったら荒らされていた。仲間だと思っていた男はタヒアのブーツも取っていた。知り合いの居るモスクに行く。知り合いはタヒアが来る事を歓迎していたが、タヒアは俺の居場所じゃないと去っていく。夜になり雨が降っていた。町の中で女性が自分のジャケットを着ていた。盗まれたのだ。タヒアはその女性を何となく影から追いかける。たどり着いた所は橋の下。女はクスリでハイになって寝てしまった。朝。逆にタヒアの方がゆっくり寝てしまい、女に存在を気づかれた。しかし2人の会話は全くなかった。タヒアはまたその女の後を追う。夕方になってムカついた女はタヒアに突っかかる。そして橋から飛び降りようとした。タヒアは止めた。同じ場所で2人は寝た。そしてそんな2人の生活が何となく始まる。女の名前はハンナ(ジェニファー・コネリー)。タヒアと同じホームレスの女性だ。

最後のクレジットを見る限り、きっとポール・ベタニーが近所で見かけたホームレスのカップルを見て浮かんだ作品である事が察しられる。ホームレスが題材となった映画は今までもあった。ジェイミー・フォックスとロバート・ダウニー・ジュニアの『The Soloist / 路上のソリスト (2009)』もそうだろうし、『The Pursuit of Happyness / 幸せのちから (2006)』も一種のホームレスが題材映画ではある。あまり知られていないけれど『Everything’s Jake / 日本未公開 (2000)』は面白い映画だった。今回のこの映画はホームレスの過酷な生活をこれでもかという位冷たく描いている。ニューヨークの冬は辛くて冷たい。そしてニューヨークのお役所関係や医者も冷たい。アメリカぽくない!位に冷たい。アメリカ人はもうちょっと融通がきくのになーとは思った。でも冷たい方がこの映画では面白いので、とても冷たい。そしてあのおっさん!!あああぁああああああぁあ最悪!非道最悪。稀にみる鬼キャラ。うわぁああああ!ってなった。

まあこういう映画に相応しく、ジェニファー・コネリー演じた女性がハマってしまったのが、ダウナー系のヘロイン。やっぱりそうだよね。こういう映画じゃ、コカインはあり得ない!ジェニファーの骨骨具合と凄い血管が妙なリアリティ。

やっぱりキッチリしてそうなポール・ベタニーが撮ると、こういうキッチリした美しい映像になるのね!というのが、スクリーンから溢れ出ております。もう雨とか水の使い方が美しい。とにかく美しい。エンパイアステートビルの色とかその使い方とか美しい。物語というか、とても詩的だった。とにかく美しさが印象に残る作品。ホームレスなのでお風呂とかの問題もあって、普通なら美しく見せるのは難しい筈なんだけど、俳優2人の感じが全然下品じゃなくて、とにかく美しくて至る所が綺麗。

 トリビア
俳優のポール・ベタニーが監督・脚本。アメリカでは11/13/2015より限定&ビデオ・オン・デマンド公開。イギリスでは11/27/2015より一般公開。

 その他

 受賞歴

 サウンドトラック


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 インフォサイト
http://www.imdb.com/title/tt3136112/
https://en.wikipedia.org/wiki/Shelter_(2014_film)
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Last Modified: 2015-10-08
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