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●● レビュー "The way of Life"(Reviewed >> 11/18/17:DVDにて鑑賞) |
●● 100本映画 ロン・ヴァン・クリフ監修の風情ある空手ドキュメンタリーの古典『The Super Weapon』年に1度か2度行うDVDの整理をしていて気が付いた作品。ロン・ヴァン・クリフ!黒人の空手家。ジム・ケリーが美しい華麗な型なら、ロン・ヴァン・クリフ(RVC)はパワーの型かな。どっしりしている。そのRVCがちょこっと出ている香港のカンフー映画だと思っていたんですよね。だから見始めてビックリ、わーお!なんと空手のドキュメンタリーでした。 どこか東洋ぽい国の風景、そして男が頭で瓦割り。ナレーションが空手について説明を始める。空手の「空」はエンプティ、「手」はハンド。空手はエンプティ・ハンドの意味だが、ウェポン(武器)である。インドや中国から伝わり...と合ってなさそうな空手の説明が続き、ロン・ヴァン・クリフがデモンストレーションを始める... と、面を食らった。最初に書いたように、RVC出演のカンフー映画だと思っていたので。RVCのデモンストレーションもRVCのプロモーションビデオか!ってくらいに、弟子の皆さんがばったばったと見事に倒れてくれます。本日の一枚の写真もRVCが弟子を一撃の写真です。こんな感じがずっと続くのかな?と思っていたら、他のマーシャルアーティストも登場し、カンフーや合気道やテコンドーなどを見せていきます。最初は面を食らっていた私ですが、やはりそこでデモンストレーションしている人々はRVCが選んだ人々なので一流。面白かった。とくに、名前は分かりませんが、若い黒人vs若い黒人の試合は面白かった。2人とも途中から熱くなっているのが分かる。あと終盤にあるテディ・ウィルソンの首で技を受け止める技は凄かった。下ネタに弱い私は、股間には笑ってしまいましたが...(ごめんなさい)。 実はこれ、カンフーオタクのウータン・クラン監修のカンフー寄せ集めDVD集に入っている。彼ら、とくにRZAのカンフー好きには頭が下がる。流石です。でも残っている画像が悪いのが残念。如何にも80年代にトラッキングを頑張りながら観るビデオって感じです。まあ、今となってはそれも風情かなとも感じてしまいます。そんな風情とかエフェクトなどの作りが『The Deadly Art of Survival / 日本未公開 (1979)』に似ている。観ながらこの映画思い出した。ナレーションがこれまた風情ある。なんていうか、これまた70・80年代の日本の特撮作品とか大映テレビぽいナレーションだなと。 という訳で、ロン・ヴァン・クリフとフランク・ルイーズがマーシャルアートのテクニカルアドバイザーとしてちゃんとやっておりますので、その手の映画が好きな人にはたまらない風情あるドキュメンタリー。ただ、こういうのが100%大好き!という人におススメする。99%以下の人にはおススメしない。 (1608本目) |
●● トリビア 様々な形でメディア化されているが、私が持っているのはウータン・クラン監修「Wu Tang Soldiers of Darkness Collection」のDVD。 黒人マーシャルアーティストで俳優のロン・ヴァン・クリフがテクニカルアドバイザーも務めている「空手」についてのドキュメンタリー。 |
●● その他 |
●● 受賞歴 |
●● サウンドトラック Soundtracks not available |
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●● インフォサイト http://www.imdb.com/title/tt0201210/Not available from Wikipedia Not available from Allcinema |
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