Above the Rim / ビート・オブ・ダンク (1994)

●^●　総合ポイント　4点／5点満点中

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●^●　レビュー

父親の存在。
正直あまり期待はしていなかった。しかし、役者達の好演が目立つ。ストーリーは、あまりに出来すぎている感があるが、男を育てるのに父親の不在というブラックコミュニティの問題を上手く表現していた。父親の代わりに、多くの大人の男が主人公の周りに存在する。コーチだったり、母親のボーイフレンドだったり、街のホームレスだったりする。
その母親のボーイフレンドや街のホームレスを演じた２人の演技が素晴らしい。だからこそ、少年が大人になる時を上手く描かれていたのだと感じる。また、その少年を脅かす存在を演じたトゥパックの迫力も忘れがたい。ドラマが緊張感に包まれる。そんな緊張をほぐすのが、主人公の友人を演じたマーロン・ウェイアンズの存在。一瞬緊張が和らいだ時に、もっとこの作品にのめり込んでいく。
ラストで流れるウォーレンGとネイト・ドッグの最高品「Regulate」は、曲としては最高なのに、ニューヨークのストーリーには、少し違和感があった。

父親の不在や、誘惑、人生の選択等と、沢山のいいストーリーがある作品。

(Reviewed >> Unknown, 10/25/01)

●^●　トリビア

主役のドゥエイン・マーティンは、NBAに一時期在籍していたぐらい、バスケットが上手。また、女優のティーシャ・キャンベルと結婚した。また、作品で彼のメンタルな部分でも師匠を演じていたレオンも、バスケットの奨学金で大学に行ったぐらいの腕前。その彼らの腕前は、演技でない。最後にちょこっと目立つ、トゥパックのバスケチームに居たウッド・ハリスは、後に「Remeber the Titans」で、デンゼル・ワシントンと共演。彼の兄弟も、テレビで活躍する俳優だ。脚本家のベニー・メンディーナは、ウィル・スミスが主演した人気テレビドラマ「Fresh Prince Of the Bel-Air」の原案と脚本も手がけていた生みの親である。

●^●　サウンドトラック

1. "PAIN" - 2Pac
2. "DEEPER" - Lord G. Written by Mknoto Fields
3. "MOBBIN' WITH THA DOGG POUND" - Tha Dogg Pound
4. "ANYTHING" - SWV
5. "PART TIME LOVER" - H-Town
6. "PUMP PUMP" - Snoop Dogg, featuring Lil Malik
7. "MI MONIE RITE" - Lord G.
8. "JUST SAY YA NO" - CPO - Boss Hog
9. "ALL RIGHT" - Terron Brooks
10. "I'M STILL IN LOVE WITH YOU" - by Al B. Sure!
11. "CRACK 'EM" - O.F.T.B.
12. "DOGG POUND 4 LIFE" - Tha Dogg Pound Gangtas
13. "DIDN'T MEAN TO TURN YOU ON" - 2nd II None
14. "OH SHIT" - The Pharcyde
15. "THEME FROM SHAFT" - Isaac Hayes
16. "WORLDWIDE" - Akinyele
17. "OLD TIMES' SAKE" - Sweet Sable
18. "(SO FAR) THE GHETTO BEEN GOOD TO ME" - YZ
19. "AFRO PUFFS" - The Lady of Rage
20. "BIG PIMPIN" - Tha Dogg Pound
21. "TAKE IT TO YA FACE" Naughty By Nature
22. "HOLLER IF YA HEAR ME" - 2 Pac
23. "STICK EM UP" - The Beastie Boys
24. "POUR OUT A LITILE LIQUOR" - Thug Life, featuring 2 Pac
25. "SPIRIT CHEERS" - The Georgetown University Pep Band
26. "REGULATE" - Nate Dogg & Warren G.

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